スタジオジブリのアニメ「風立ちぬ」を観たときのこと。
主人公のセリフがやけに棒読みで、表現力がないなあと思いました。でも、だんだんとその声に魅かれていきました。
自分にぶれない生き方をする主人公。であれば、典型的なアニメ声は合わないとわかったのです。
あとで知りましたが、プロの声優さんではなかったそうです。宮崎駿監督がその「声」に魅かれて抜擢したとか。
セリフ棒読みでも、わざとらしい抑揚があるよりずっと引き込まれるなんて、これこそすごい表現力ですよね。
棒読みなのに、なぜ魅力的だったのか。
理由は1つ。
ひとことひとことに、素直な思いがこもっていたからです。
実はこうした魅力を持つ方は、世間にたくさんいます。
でも、ぱっと聞いただけではその魅力は目立ちにくく、ご本人も自分の個性に気づかない。
だからみな一様に「私の話はインパクトがないんです、メリハリがなくて」などと言ってしまう。
もったいない!
プレゼンやスピーチはメリハリをつけて話しましょう、などとありきたりなノウハウに合わせようとするのは、自分の魅力を消しているようなものです。
世の経営者、トップリーダーの皆様にこう申し上げたい。
ないないという前に、ご自分の本来の個性、持っているものを大切にしてください!
無理なメリハリで白々しく話す必要などありません。
そんなことより、誰に遠慮することなく、言葉ひとつひとつに思いを込めること。自分に正直になることにかんばってください。
本来の自分を出していいんだと自分に許可を出す。
自分最高の話し方はその先にあるのです。
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