スタジオジブリのアニメ『風立ちぬ』を観たのですが、主人公のセリフがやけに棒読みだなあと思いました。

感情表現が薄い、アニメらしからぬ声。

でも、物語が進んでいくと一本調子が逆に魅力的になってきた。

メリハリのない声が主人公のブレない生き方にしっくりくるとわかったのです。

 

棒読みなのに気持ちが伝わってくる。

その理由は、ひとこと一言を丁寧に手に取ってから声にするように、言葉に心が入っていたのです。

派手ではないけれど、じんわりと染み渡ってくる。

 

こういう声もいいものです。

スピーチトレーニングでも、時々こんな方にお目にかかります。やはり地味な魅力なので、ご本人もそれに気づかれません。

「私の話はメリハリがないから面白くない」などとおっしゃる。

でも、ちがいます!聞き手にはちゃんと、じんわり届いています!

 

メリハリがあるから相手に響く、ではありません。

言葉ひとつひとつから何かを感じ取れるかどうか?なのです。

 

言葉を選び抜き、素直に気持ちを込める。そんな「自分らしい話し方」が人の心を打つのです。

あなたの「自分らしい伝え方」は、どんなものでしょうか。

 

心が入らない「棒読み」ほど悲しいものはない|メディア掲載記事

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