テレビ番組『笑点』を通して、ソーシャルディスタンスによるコミュニケーションの変化を感じました。

 

◆熱が冷める距離

2020年5月3日(日)放映の『笑点(日本テレビ系)』は舞台上も客席も「ソーシャルディスタンス」。

司会の春風亭昇太さんを中心に大喜利メンバーが左右に分かれて3名づつ、広く間隔をあけて座っています。

客席は、大きなベンチに一人が座るスカスカの作り。寄席は劇場が揺れるくらいに人がどよめき湧くところ。でもこの環境では大笑いする声も当然聞こえません。なんだか拍子抜け。

それを受けてか、メンバーの回答もグズグズに間が抜けた印象(ごめんなさい!ちなみに私は笑点ファン)。

仕方ないですね。

場に熱がないのですから。

(お客さんがいないと盛り上がらないなあ)

笑いも語りもコミュニケーション。話し手がそこにいるなら聞き手も必要。双方あって初めてコミュニケーションが始まり、場が出来る。

師匠方もさぞ調子が狂ってしまわれたことでしょう。

 

◆社会的でクールな関係

「ソーシャルディスタンス(社会的距離)」は手を伸ばしても相手に届かない距離、4〜7フィートと言われます。(文化人類学者エドワード・ホールが人と人との距離を4分類した考え方)

全く手が届かない距離ですから、ビジネスなどの冷静な関係性を表します。

寄席やロックコンサートは、見知らぬ多くの人同士が至近距離にいるからこそ、一体感が出て、エネルギーがある場になる。

いまやそんな場はすべて3密。

無理やりソーシャルな距離をとらなくてはならない。

ならば「笑点」から笑いが消えるのも仕方ありません。

◆コロナ禍、コミュニケーションの行方

人と人の距離は、コミュニケーションも変えてしまいます。

生活や仕事、何をするにもソーシャルディスタンスが求められる今。

「あたしたち落語家は、コロナにも距離にも、絶対負けないですよ!」

そんな気概を持って、ぜひ笑点メンバーの皆様には先頭切って距離の壁を超えるところを見せて欲しいです。

 

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