スピーチで話す内容は誰もが準備します。どう伝えるか、最近は気をつける方が増えました。この2つで準備完了と言いたいところですが、あと一つ、欠かせない準備があります。
みなさんこれをなさらない。だから伝わらないのです。
◆スピーチは、一対多数
想像してください。
あなたは強いお相撲さん、どんな相手にも勝つ横綱です。
ある日、土俵に上がると相手は一人ではなく20人も30人もいます。
さてこの取り組み、勝てるでしょうか?
実際こんな取り組みはありませんが、スピーチはこのシチュエーションに似ています。話し手はたった一人で大勢の聴衆に対峙しなくてはならない。
となれば、いくら横綱のあなたでも普通に闘ったら勝てません。
勝つためにはどうするか?
特別な技?秘密兵器?
それだけでは無理。
スピーチには「戦略」が要るのです。
◆「話す環境」を味方にする
どんな戦略があれば大勢相手にスピーチできるか。
それには環境をうまく使います。
よくお使いになるマイク、実はこれもスピーチ戦術。一対一ならマイクは不要ですが、大会場だと生声では無理、マイクがあれば届きます。
プレゼン資料も話し手を応援してくれるツール。一対一ならコピー一枚ですが、三階席にいる聞き手に伝えるには大スクリーンを使って資料を映します。
立派な演壇、大きな舞台。スポットライト。こういった話す際の環境を「武器」として、ひとりでも数百人力になる。
話を伝わりやすい環境を整えることを総称して「場作り」と呼びます。
◆「場作り」というスピーチ戦略
登壇する際には「内容」「伝え方」そして「場づくり」をする。
これがぬかりない事前準備です。
聞けば当たり前のようですが、ここまで徹底して行う話し手は、不思議なことにほとんどいません。
ですから私もお客様のスピーチをサポートする際には、この3つ目の準備に大きなエネルギーを使います。
伝わるかどうかの仕上げは、第三の準備「場づくり」にかかっています。
【今日の学び】話し手は、環境も味方につける。
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