こんにちは。スピーチコーチの森裕喜子です。
突然ですが、あなたは「歩き方」に自信がありますか?
話し方や服装には気を配っても、
歩き方まで意識できているリーダーは
意外と少ないですね。
普段、ごく自然に歩いている私たちですが
歩く姿は、その人の第一印象を決める非言語メッセージ。
登壇時や会議室への入室の瞬間、
言葉を発する前から、あなたの全身は雄弁に語っているのです。
日本人の「ちょこちょこ歩き」実は理にかなっている?
一般的な日本人は、
歩幅が狭く、膝を軽く曲げて歩く傾向があります。
ちょこちょこ、っと歩く感じですね。
これはお世辞にもかっこいい歩き方とは言えませんが、
人型ロボットも同じように歩くんですね。
二足歩行のためには、膝を少し曲げて小股で歩くことで
重心が下に落ちて体が安定するからでしょう。
そう考えると、
日本人の歩き方は合理的なのかもしれません。
それでも、リーダーは「大股でゆったり」歩きたい
ですが、舞台の上やビジネスシーンでは
もうワンランク上の「歩き方」をしたいもの。
堂々とした雰囲気を出すには、
歩幅をいつもの1.2〜1.5倍に広くして、ゆったりテンポで歩きます。
こうして大股で歩くと
自然と背筋が伸びて姿勢も良くなり、
同時に呼吸も深くりますから
声にも落ち着きが出て、話しやすくなります。
特に登壇前はゆったり歩くことで自信が湧き、
自然な笑顔も出やすいでしょう。
今日から始める、リーダーとしての「歩き方」
大股で、ゆったり歩く。
これを登壇するときだけ実行しようと思っても
歩き方の習慣は変わりません。
日常から地道に取り入れていくことが大切です。
そこで、まず手始めに
週末の散歩で試したり、
仕事のときは、オフィスに入って席に着く間の数分だけでも
歩幅を広くして歩いてみましょう。
やってみると、
自然と目線が前を向き、
気持ちも前向きになることを実感できます。
言葉はなくとも、周囲に明るいメッセージが伝わる・・・
それこそ、リーダーたる人の歩く姿です。
今日の一歩が、
あなたの存在力を高めていく大きな一歩になりますように。
 
       
   
コメント