言い間違えても気にしない!完璧に上手く話す、が正義ではない理由

成功マインドセット

こんにちは。森裕喜子です。

ある社長が創業当時の話をしました。
かつての苦労を語るとき、
涙をこらえて言葉に詰まりました。

空白ができてしまいましたが
逆に、会場の人たちは
沈黙に引き込まれていました。

そしてスピーチ後、
「心を打たれた」「胸が熱くなった」という
たくさんの声が上がったそうです。

スピーチする人は大抵、
「ちゃんと話そう」とします。
でも、この社長の例からも分かるように、
沈黙したり言葉に詰まっても、
むしろ何かが強く伝わるのです。

人前で話すとき、本当に大切なことは何だろう
 

「きちんと話す」=「伝わる」ではない

多くの場合、
「きちんと」「スラスラ」話すことが
正義であると思いがちです。 

でも、ビジネスのトップリーダーの場合は、
もっと大切なことがあります。

あなたの“人間らしさ”が、心を動かす

人は、原始の時代から、
敵から身を守ろうとして
本能的に緊張するようにできています。

スピーチでもドキドキ緊張するのはごく当たり前で、
それと同時に
「あなたらしさ」「人間味」も現れます。

冒頭の社長の例でも、
言葉に詰まってしまった瞬間に
社長の「人間らしさ」が感じられたから
聞き手の心に響きました。

「伝えたい。伝えよう!」を大切に

自分らしさがあれば、
スピーチ準備を怠ってもいいのでは
ありません。

話を聞く人たちに敬意を持ち、
伝えたい思いを「準備」という行動で示すのは
スピーカーとしてすべきこと。

でも「完璧に話そう」「立板に水のように話そう」
とせず、
「伝えたい」と心から思いながら
自分らしく話すことのほうが大切。

少しくらい言い間違えても、
思いがある言葉には真実が感じられて
相手に届きます。

まとめ:「きれいに話す」より「あなたらしく伝える」

「話す」とは、言葉を通してあなたの心を届けること。

あなたらしく話すから
「この話を聞くことができて、よかった」と
人は感じることができるのです。

人間って、そういうものですよね。

森 裕喜子

森 裕喜子

経営者のマンツーマンスピーチトレーニングとスピーチ戦略のサービスをお届けしております。トップアスリートのメディアトレーニングも多数実施。

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森 裕喜子

トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

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