経営者のスピーチ術:影響力ある「ひとこと」は、話の起承転結を超えられる

スピーチ基礎力

こんにちは。森裕喜子でございます。

ある経営者が
「スピーチは難しい、話が起承転結にまとまらないから」
と言われました。

そこでハッとしました。
起承転結でスピーチをまとめる必要があると
お考えの方が多いのかもしれない、と。

ですが、
伝わるスピーチに起承転結は不要なのです。

20分を超えるような長丁場や
きっちり説明したいプレゼンなら
話の組み立て方は大切。

でも、相手に響く言葉で話すなら
構成うんぬんより
もっと重視すべきことがあります。

それは「ひとこと」が持つ言葉のインパクトです。

構成や起承転結など、
話す順番ばかり考えてしまうと
言葉に迷いが生じてきます。

すると、本当に伝えたい「ひとこと」のパワーが
薄れしまうからです。

人の気持ちは
何らかの衝撃を受けた「瞬間」に動くもの。

ですから聞き手の心を動かす話には
インパクトある「ひとこと」が一番大切です。

よく「結論から話せ」といわれますが、
この理由からです。

影響力あるスピーチをしたいなら
まず最初に「ひとこと」を発する。
次に詳しく話していき、
最後にもう一度「ひとこと」を繰り返す。

こうすれば
起承転結を考えずとも
話は自然とまとまります。

スピーチの内容の組み立て方に困ったら
思い出してください。
とにかく「ひとこと」を出すことが先決です。

森 裕喜子

森 裕喜子

トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

関連記事

おすすめ記事

TOP