プロンプターの「チラ見」で話すのはカッコ悪い!トップリーダーの目線問題

スピーチ基礎力

こんにちは。森裕喜子でございます。

少し前のことになりますが、
新社長として初めて株主総会で話す方の
トレーニングを担当しました。

トレーニングの前に、
過去のメディア取材などの様子を
動画で見せていただいたところ、
とても自然体で話されていました。

話すこと自体に大きな課題感は
お持ちではないご様子。

ですが、
今回は新任社長としての初めてのお目見えであり
また、プロンプターをご使用とのこと。

新鮮さと信頼感があり、
堂々かつ自然体でのご登壇になるよう、
サポートすることにしました。

基本的なことを一通りお伝えし、
いざ本番向けの練習です。

そこでポイントとなったのは
プロンプターを使って話す際の
「目線づかい」でした。

プロンプター。

よく総理大臣や大統領が話す様子を
メディアで見かけますよね。

左右に立てられた透明の下敷きのようなものに
スピーチ原稿の文字が浮き出てくる、
あの機材です。

テレビカメラは
左右の下敷きが映らないようにしていますが、
遠景の場合、見えますね。

左右に1つづつあるプロンプターを見ながら
目線を振り、
まるで(原稿など見ていませんよ)と自然に話すのは、
実は簡単ではありません。

日本の現総理も不慣れなご様子が伺えます。
どうしても左右の下敷きを
チラチラ見てしまい、
聞き手からすると
頼りないがします。

当然、話すご本人も気持ちが落ち着かず、
言葉にも力が入らないわけで、
これは相当にもったいない!
だったら紙の原稿を見る方がいいのに・・・

といつも思っています。

トップリーダーの登壇では
目線の配り方が大きく影響します。

目は心の窓。
キョロキョロ、チラ見の目線では
聞き手からの信頼感を得られません、
絶対ダメなのです。

・・・話を元に戻しますね、
このように目線は大変重要な要素。
ゆえに、今回、新社長には
しっかりとトレーニングをしていただきました。

慣れないことを色々実行されたせいか
練習後には「すごく疲れた」と
仰っていたそうですが、
本番の総会では
清々しく、かつ、
力に満ち溢れた自然体のお話しぶり!
ビシッと決まっていらっしゃいました。

本番に向けて練習する時間をお作りになり、
きっちりと準備をされて本番に挑んで
ビシッとやりきる!

トップリーダーは
やはり本番にお強いですね!

登壇も、事前準備という
備えがあれば、憂いなし!なのです。

事前準備、抜かりなくお願いします。

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森 裕喜子

森 裕喜子

トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

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