こんにちは。森裕喜子でございます。
先日、ある団体の方から
「久しぶりに人前で話すので、
アドバイスをお願いします」とご依頼を受け、
短時間のサポートをいたしました。
内容も充分な準備をされていらっしゃいましたが
一つ、大切なポイントが浮かび上がりました。
冒頭で、お辞儀をしながら
「よろしくお願い致します」と
発していらした点です。
そのわけは・・・
多忙な日々を過ごすビジネスパーソンにとって
複数のことを一度にこなすマルチタスクは
当たり前の日常。
でも、人前に出る際には要注意。
マルチタスクで行動するより
ひとつの行為に集中する方が
圧倒的に洗練された印象を与えることができるからです。
お辞儀と言葉を分けたとしても
そこに費やされる時間は、ほぼ数秒のこと。
急がず、余計なことをせず、
丁寧に１点集中で行動する姿は
驚くほど人を惹きつけます。
登壇時の冒頭シーンも、
マイクのところに到着したら、
まずしっかりと「止まる」。
そして「正面を向く」。
ゆったりとお辞儀をし、
頭を上げて顔が正面を向いたら
聞き手を視界に入れる。
その後、言葉を発します。
１つ１つを丁寧に行うことで、
聞き手への敬意を表せますから
立ち居振る舞いの美しさと相まって
ダブル効果です。
そして、
ゆったりと美しいお辞儀をすれば
呼吸が整い、心の準備も万端。
スピーチしやすい身体に整います。
普段、何気なく行っていることの中に
実は成功の秘訣が隠されています。
