パーティのスピーチが一瞬でカッコ悪くなる、うっかりな立ち居振る舞い

スピーチ基礎力

こんにちは。森裕喜子でございます。

年末が近づき、
「また話す機会が増える」と
思われていることでしょう。

社外のスピーチで
どなたも必ず
お使いになるものが1つあります。

マイクです。

声を届けるには欠かせない、
とても親しみのあるもの。

でも、
世間を見回すと
この小道具をスマートに使っている方は
あまり多くないようです。

逆に、マイクの扱い方で損をしてしまっている人を
かなり見かけます。

例えば、
乾杯のスピーチでは
大抵、スタンド式のマイクが用意されています。

設備の整った会場ならば
話し手に合わせて
マイクの高さを調節してくれる人がいます。

一方、そんな気の利いた対応が
なされない場もあります。

すると話し手は
その場に適応しようとして
うっかり、カッコ悪い行動を取ってしまいます。

マイクの高さに合わせてようと
膝を屈めたり、
腰を落とたり、
上体を傾けたり。

反対にマイクの方へ背伸びしたり、
アゴや顔をぐっと持ち上げてしまうなんてことも。

これらのシーン、
どう想像しても
格好のいい立ち居振る舞いとは
言えないですよね。

注目を浴びる話し手が
マイクという小道具に振り回されるからです。

さらに悪いことに、
これらのハプニングは
聞き手が最も話し手に注目している
スピーチ冒頭に起こっています。

まだ一言も発していないのに
このカッコ悪い図式が記憶されてしまうわけです。

なんのことはない、
ちょっと考えれば難なく回避できそうに見える
些細な立ち居振る舞いなのに、
今まで本当に何度も目撃しました。

教訓。

ご自身をスタンドマイクに合わせようとするのは
絶対避けましょう!

それには、
スタンドからマイクを外して
手に持って話せば良いですよね。

でも賞状などで
両手がふさがっていたらどうするか。

そのような場面では
係の人や誰かがスタンドを下げてくれるまで
話し出さずに待ちましょう。

その他、
マイク関連でカッコ悪いのは
マイクの頭を叩いて「あ、あ」とチェックしたり、
スイッチをカチカチさせることです。

うっかりやってしまいそうなことばかりですね。

人前に出た直後は
舞い上がって余計なことをしてしまいがちですから
どうぞお気をつけください。

話し慣れている人ほど要注意。あなたをダメにする「マイクの持ち方」

森 裕喜子

森 裕喜子

トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

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