「練習した通りに本番で話せなかった。失敗した」と思っていませんか?

成功マインドセット

こんにちは。森裕喜子でございます。

以前、社員向けにスピーチを終えた方が
「練習した通りに話せなかった」と
落胆されていました。でも、私は
「それもスピーチだから、いいんです」
と申し上げました。

一生懸命準備をするほど、
本番もその通りに話すのが正解と思いがち。

ですが、伝わる話はそうとは限りません。

聴く人の反応を感じながら、
事前に準備したことを活かして
その場でコミュニケーションをする。

これが最もエキサイティングなスピーチ。

ちょっとくらい練習と言葉がちがってもいいし、
事前には全く想定できなかったような言い回しが
突然、飛び出してもいいのです。

この感覚、ちょっとスポーツの試合に似てるんですよね。

試合本番というのは
どんなに練習をしても、
当日はどう展開するかなんて、わかりませんよね。

だからこそ、
たとえどんな試合展開でも勝てるように
事前に戦略を練って挑むわけです。

スピーチにおいても
事前に戦略を練ってしっかり準備をします。

そして本番では
聞き手の反応を見ながら、
自分の気持ちに正直になりながら、
言葉選びをその場で工夫して
伝わるように話していく。

それらが
事前に用意しておいた言葉と違うものであっても、
あなたご自身から出た言葉であれば
一層相手の心に響いて伝わります。

なぜかというと、
聴く人にとって大切なことは
「話し手が、事前に準備した通りに話しているかどうか」ではなくて
「聴く人の心に響くかどうか」なのですから。

スピーチの本番は
練習した通りに行動できたからすごい、
という発表会のようなものではありません。

伝わるように戦略を持って準備をし、
本番では聞き手とのコミュニケーションを大切にしながら
自在に、自由に話す。

これができると
スピーチすることは俄然おもしろくなり、
聴く人にとっても、エキサイティングな話になるのです。

私はこのようなスピーチを
「ジャズ的スピーチ」と呼んでいます。

森 裕喜子

森 裕喜子

トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

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