こんにちは。森裕喜子でございます。
本番中、もしも
言葉がスラスラ出なくなったら
どうしよう?
そう思うと余計に緊張して、
もっと言葉が出づらくなってしまう・・・
と想像していませんか?
言葉に詰まる、言い直す、噛む。
これらは、話をするご自身にとっては
問題に見えるでしょう。
ですが、実は
「聞き手」にとっては
それほど気にならないのです!
詳しくご説明しますね。
ご自身が聞き手になったときを
思い出してください。
そのときあなたは、
目の前にいるスピーカーに
何を期待して話を聞くでしょうか。
スラスラ上手に話してくれること?立板に水のような話ぶり?
あるいは、聞いて良かったと思える話を聞きたい!
どちらでしょうか。
ビジネスマンであれば
おそらく後者、
聞いて良かったと思える話を聞きたい!
となったはずです。
話というのは、
聞く側に「どんな価値を、どれくらい」届けられるか、
が最も大切なことです。
聞き手というのは、
その話が自分にどんな価値をもたらしてくれるのか、
客観的に聞いているのです。
ですから
あなたが話されることが本質的に「いい話」であるならば、
少しくらい言い間違えても、
話に空白ができてしまっても、
そのことに気づくことはしますが、
問題視はしません。
ちょっと言葉に詰まる程度のことは
誰にでも起こりうることですし、
それ以上に、話の価値そのものを重視しているのです。
これがわかれば、
話す側のあなたも
言葉に詰まろうが、噛もうが、
そんな小さなことを気にする必要はないと
わかりますよね。
たとえ一瞬言葉が出なくなっても、
ひたすら「伝える」という話し手本来の行動を
やり続ければよいのです。
伝わるように準備をし、
真摯に誠意を持って伝え切る。
途中でちょっと詰まったら
落ち着いて黙り、
言葉が出てくるのを待ちましょう。
人の心を動かすスピーチは
表面的な話のうまさなどではありません。
何があっても堂々と話を前に進めるぞ!
そんな覚悟を持って話すからこそ、
聞き手の心に響く、
記憶に残るいい話になるのです。
大丈夫です。
沈黙や空白を恐れず、
堂々と最後まで話し切りましょう!