こんにちは、森裕喜子でございます。
登壇中、最も気になることのひとつは
聞き手の反応ではないでしょうか。
よくスピーチの方法論で
「聴衆の反応を意識することが大切」
などがありますが
真に受けると危ないです。
話す側として
(伝わっているのか?わかりやすいか?)
と考えるのは大事ですが
聞き手の反応は気にしすぎないよう
ご注意ください。
これには理由があります。
ご自身が聞く側になったときを
思い浮かべてください。
どんな態度で話を聞くでしょうか。
「しっかり聞いています!」と
話し手にサインを送るようにして聞く人は
かなり少数のはず。
8割以上の方は
じーっと話し手を凝視したり、
無表情、
下を向く、
寝ているように見えることも
あるでしょう。
聞き方は本当に様々。
でも、どんな態度でも
結構ちゃんと聞いていますよね。
それなのに、話し手の立場になった途端、
聞き手の態度に一喜一憂して
「あれ、私の話、おもしろくないのかな」などと
ネガティブに捉える人が続出します。
こんな、思い込みともいえるご自身の判断が
自らスピーチをダメにしてしまうことも
あるのです。
聞き手は自由に聞くもの。
たとえどんな風に聞いていても
そこに居てくれればいい、くらいに
思うほうが聞き手のため、そして
自分のためです。