かっこいい歩き方が「信頼」を生む。第一印象を決めるトップの立ち居振る舞い

方法論
【記事の要約】

  • トップの第一印象は、ステージや会議室へ向かう「最初の数歩」で決まる。
  • 身体の使い方次第で、本来お持ちの存在感が自然と引き出される。
  • 身体と呼吸を通して言葉を届けるにもつながり、AIにはできない究極の説得力。
  • 胸元を引き上げ、歩幅を広げるだけで、呼吸が深まり声に安定感が生まれる。
  • 歩き方は、普段から心がけることで磨かれる。

40代の起業家の方が、スピーチトレーニングにお越しになりました。
まじめで誠実、穏やか。まさに理想の上司の雰囲気をお持ちの方でした。
ここではAさま、とお呼びします。

Aさまが、ふと、大切なことを打ち明けてくださいました。
「実は家族に、“歩き方がかっこ悪い”と言われまして……」
ご家族ならではのお言葉かもしれませんが、
お立場上、さまざまな面で期待値が高くなられることも事実です。

◼️ 第一印象の土台は「最初の数歩」で決まる

歩き方というのは、印象形成には実に影響が大きいものです。
また、歩く動作は呼吸や気分、さらに表情にも影響しますので、
「歩き方」からスピーチが始まるといっても過言ではありません。

新たに着任されて初めて社員の前に立つ日や、
重要なMTGで会議室に入る場面でも、最初の動作は「歩く」こと。
聞き手が受け取る「第一印象」の土台でもあるのです。

◼️姿勢と歩幅が話し方に影響

Aさまの姿勢は、決して悪くありません。
また、平均的な歩き方よりもしっかりしていらっしゃいました。

ただ「人前に出る」ことを考慮すると胸元がわずかに下がり気味。
このことにより、本来お持ちの「信頼感あふれるパワフルさ」が
十分に伝わり切らない状況を生むことは、起こり得ます。

そこで、まずは立ち姿のパワーアップ。
胸元を少し高く引き上げていただいたのです。

次に、歩くときは歩幅を広く。ゆったりしたテンポで歩いていただきました。
すると、これだけでグッとパワフルな印象が強くなりました。

さらに呼吸が深くなり、声にも安定感と深みが増されました。
身体の使い方が「話し方」までもアップグレードさせるのです。

◼️ 文化の違い

日本人は、かつて着物を着て、草履を履いていました。
ですので、ちょこちょこと小股で歩いているように見えます。
今は着物からスーツへと服装は変わっても、歩き方は以前の習慣のまま。
一方、靴文化の欧米人は、地面を押すように大股で歩く。だから力強く見える。

歩き方ひとつで印象が大きく違うのです。

やみくもに西洋式を真似る必要はありませんが、
「堂々と歩く」ことは、トップの非言語メッセージとして
ぜひ取り入れたい要素です。

ポイントは、胸元。ほんの少し高く引き上げる。
すると自然に視線が上がり、背筋が伸び、表情まで引き締まります。
歩幅を広くして歩けば、気持ちまで広がり、自信が内側から湧いてくるのです。

◼️AIにはできない「身体を通した説得力」

今は、AIが完璧なスピーチ原稿を瞬時に作ってくれる時代ですが、
現状、AIには身体がありません。
その場の空気をまとい、自らの身体を使って歩き、
そこに立ち、呼吸とともに言葉を届ける。

この「身体を通した表現」は、生身の人間にしか生み出せない
究極の説得力です。

スピーチの練習というと、
真っ先に声や内容を気にされる方が多いですが、
実は「堂々と立つ」そして「堂々と歩く」ことが一番の基礎になります。

たとえば、休日の朝。
公園などを、ゆったり、堂々と歩いてみる。
呼吸を整えながら胸を張り、つま先をまっすぐ前にして、
地面を踏み締める。

スピーチは、話す場所へ向かって歩き出した瞬間に、もう始まるのです。

<ご案内>
新たなポジションへの着任や、重要な出会いの場面。
トップの皆さまが積み重ねてこられた経験や覚悟は、
言葉だけでなく、
その場に立つ「お姿」や「振る舞い」といった非言語からも
溢れ出ます。
次の重要な舞台へ向けて。
ご自身が本来お持ちの力と存在感がまっすぐに届くよう、
声や立ち居振る舞いを含めて全体を整えるサポートをさせていただきます。
気がかりなことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
【お問い合わせ・個別相談はこちら】
https://voice-image.com/contact

<お知らせ>
当WEBマガジンをよりご活用いただくために、ぜひご一読ください。

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スピーチコーチ 森 裕喜子

御来訪ありがとうございます。AI時代、リーダーの生身の声こそチカラです。経営トップのコミュニケーション強化策「社長のスピーチ戦略」をマンツーマントレーニング・コンサルティングしています。

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