こんにちは、森裕喜子です。
スピーチや会議で、
予定よりも話が長くなってしまう。
簡潔さを意識しても、
つい言葉が溢れてしまう。
それは、伝える技術が
不足しているからではありません。
トップリーダーとしての責任や強い思い、
情熱があるからこそです。
誤解なく届けたい、
背景もすべて知ってほしい、
それらの想いが結果として
1つひとつの文を長くすることが
あるのです。
トップの想いを簡潔に表す
では、そのような思いを大切にしながら、
簡潔に話す方法はないでしょうか?
それが、今回お伝えする
「句点( 。)」を打つ方法です。
具体的にご理解いただくために
例を示しながら解説します。
言葉が長くなってしまう例を「Before」、
句点を使って話した例を「After」として、
3つの例でご覧ください。
具体例3種
1. あふれる「情熱」
想いが強いからこそ、
感情を乗せた言葉が重なっていく
ケースです。
【Before】創業以来の目標であり、開発チームの結晶のようなサービスでもあるからこそ、なんとしても推進してほしいと強く願っています。
【After】これは創業以来の目標であり、開発チームの結晶です。だからこそ、推進してほしいと願っています。
2. 背景を伝える「丁寧さ」
経緯や文脈を
言葉で共有しようとする
ケースです。
【Before】要望の変化や他社動向を踏まえ、何度も議論したのですが、その結果として、組織をフラットにして機動力を高めていくことが不可欠であり、やむを得ないと判断しました。
【After】変更理由は要望の変化です。議論を重ねた結果、組織をフラットにして機動力を高めることが不可欠と判断しました。
3. 相手への「配慮」
断定を避けようとして、前置きや補足が増えてしまうケースです。
【Before】当初の戦略に甘さがあったのではないかと言わざるを得ず、営業も尽力したものの、やはり厳しい状況になってしまっている、というのが事実です。
【After】当初の戦略の甘さが一因でした。営業部門は尽力しましたが、厳しい状況です。
核心を話すために
言葉を尽くすほど、
情報量は増えます。
もちろん、ニュアンスを伝えるためには
それが必要なときもあります。
ですが、限られた時間の中で
言葉を多く盛り込むと、
聞き手には「最も伝えたい核心」が
見えにくくなってしまうのです。
After の例でご覧いただいたように、
思い切って「句点(。)」を打って話すと、
言葉の量は減りますが、
逆に「言い切る」ことによって
トップの思いと決断が明確になります。
つまり、聞き手に「最も伝えたい核心」が
はっきりと伝わるのです。
句点を打って話すことは、
言葉を捨てる決断でもあり、
伝わることの最大化を行うことでも
あるのです。
影響力を最大化する、言葉の引き算
句点を打つ話し方をさらに発展させると、
非常に大きなインパクトを
出すことも可能です。
1つ目の「情熱」で示したAfterを、
さらに研ぎ澄ませてみましょう。
【さらに言い切った言葉】
「創業以来の目標。開発チームの結晶です。だからこそ、必ず推進したい」
体言止めで短く言い切ることで、
強力な迫力、圧倒的な決断を
示すことも出来るのです。
「簡潔さ」余白の力を活用する
言葉で言い尽くすことを手放していくと、
トップとしての「強い決意」が
くっきりと現れます。
また、言葉を引き算したからこそ
時間制限の中でも落ち着いて話す余裕ができ、
さまざまな「非言語」も効果を発揮します。
声のトーン。
表情。
ジェスチャー。
そして、黙ることで生まれる「間」。
言葉を削ぎ落とした余白にこそ
トップの影響力が宿り、
聞き手へ伝わる熱量は何倍にも
大きくなるのです。
まとめ:大切なこと
最後にお伝えしたいのは、
このように強く言い切るスタイルが
すべての正解ではないことです。
人にはご自身なりの「自然な話し方のリズム」
がありますし、話の内容によっては
言葉を尽くして語ることのほうが
説得力が高い場合もあります。
句点を打つ方法は非常に有効なスキルですので、
状況に応じて、
一番しっくりくる「句点の打ち方」を
見出していただくことが大切です。
ボイスイメージでは
トップリーダーのスピーチの伴走者として、
ご自身の言葉の力を
一層の組織の発展のために
ご活用いただけることを信条としております。
次の大切なご登壇をお考えの際には、
ぜひお気軽にご相談いただき、
当方サービスをご活用ください。
経営者の方、トップを支えるお立場の皆様からの
お問い合わせを心よりお待ちしております。
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