この記事は「ライフシフト」スピーチトレーニングで人生を変えた
連載1回目です。
◾️ライフシフト
「森さん!14年ぶりに帰ってきました」
少し前、こんな嬉しいメールが届きました。
送り主は14年前、グループ研修でお会いしたSさまです。
コンサルタントとして活躍されたのち、転職を経て執行役員に。
そしてこの度、学生の頃からずっと胸に秘めていた
「本当にやりたかったこと」
を実現するため、起業されて新たな道を踏み出されました。
「いつか独立する時は、必ず森さんにお願いしよう」
ずっと心に留めていてくださり、
実際ご連絡をいただくなんて、本当にありがたいことです。
Sさまの門出を全力で伴走したいと思いました。
◾️会社の看板を外したとき、自分に何が残るのか
マンツーマントレーニングを希望されたのは、
Sさまが一人の経営者としてご自身をもう一段引き上げたいという強い想いからでした。
「会社に属する管理職であることと、一企業の経営者であることとは、
問われるものが異なる。
(中略)
一企業の代表者として価値を届け、信頼を得るためには、
影響力・表現力・伝達力、そして何よりも自分自身の『在り方』そのものを
磨き上げる必要があった」
会社の看板を外し、一人の人間としてクライアントから信頼され、
選ばれるにはどうすればいいか。
小手先のトークスキルを磨いたり単に見た目を変えたりするのではなく、
ご自身の課題に真正面から向き合われたのです。
◾️「自分が話したいこと」を手放すことの壁
トレーニングを通じて、Sさまはこんな気づきを得られたといいます。
「当初、私は『自分が話したいこと』を話していた。
しかし、そのアプローチは真逆だった。
『聴き手の目的は何か』
相手を理解するための情報収集、分析、課題設定はできているのか?
まずはそれが問われた」
「すべてのトレーニングを何度も繰り返し、フィードバックを一つひとつ、
自分の中に落とし込んでいった」
伝えたい思いが強いと、どうしても自分が言いたいことが先行してしまいます。
ですが、それは相手の心が動く話にはなりません。
どうしたら聞く人の言葉で話せるのか。
トレーニング中、何度もこの点を指摘しました。
基礎練習にも一切手を抜かないSさまは、
やがて確実に「ご自分の、伝わる言葉」を手にされていきました。
◾️「言葉と在り方」が整い、舞い込んだ大きなチャンス
トレーニングを始めて数ヶ月。
Sさまの将来を左右するような商談の機会がやってきました。
結果は見事、チャンスを獲得。
Sさまの提案が良かっただけではありません。
「結果として(先方から)いただいた言葉は、
『S氏はとても頼もしく誠実な印象であり、任せられる』。
私はこのビジネスチャンスを掴むことができた。
マンツーマントレーニングを受けていなければ、
そこまでの評価は得られなかった。
変わったあとの自分だったから得られた評価であった」
スキルや提案内容はもちろん大切。
でもそれ以上に「人としての誠実な在り方」が先様に響いたのです。
◾️AIが作る完璧な「文字」に、呼吸はあるか
Sさまがこの商談で体現されたことは、今、特に意味があります。
提案資料やスピーチ構成などはAIに頼めば、すぐに「正解」のようなものが
手に入るでしょう。
でも、その完璧に整ったような文字に、人の心を動かす体温や呼吸は宿っているか。
情報整理なら、AIはすごい。
でも「この人の言葉を信じよう」「この人に任せよう」
と相手が心を決めるには、理屈を超えた「何か」こそ決め手。
言葉を発する声の響き。迷いのない視線。場の空気を変えるような間(ま)。
こういった「伝え方」に「何か」があるのです。
デジタル技術がどれほど進歩しても、
人間だけが持つフィジカルの領域=言葉と振る舞いは他の何物にも代行できません。
Sさまは、テクノロジーでは作れないご自身本来の力を、自分の声で届けることができた。
そこに達するまで、静かに、しっかりと準備を続けられました。
だからこそ、大きな扉が開きました。
◾️期待は超えるもの
トレーニング完了にあたり、Sさまはこう綴っておられます。
「声と在り方を磨くことは、自分の未来を磨くことそのものなのだ」
チャンスを手にするには、相手の期待に『応える』だけでは足りません。
期待は『超える』もの。
もちろんプレッシャーもありますが、それすら前へ進む力に変えてくれるのは、
自分自身から湧き上がる「声と言葉の力」であると、明らかに思います。
ボイスイメージには、
老舗企業のトップリーダー、経験豊かな経営者、
そして新たなスタートを切られる方も多くいらっしゃいます。
人の心を動かす話をしようとされる方からのご相談、
心よりお待ちしております。
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