現場録【創立記念キックオフ】社長手記「普通に喋る言葉がそのままスピーチになった」

現場録

この記事は、弊社ボイスイメージが実際サポートさせていただいた、
ある経営者さまのご登壇をベースにしたものです。

「立派な原稿はあるけれど、これで社員に伝わるだろうか」
「普段の魅力的なお話しぶりが、そのままスピーチになればいいのに」

会社の大切な節目を前に。
ご登壇されるトップご本人も、舞台裏で支えるご担当者さまも、
それぞれに想いを抱えていらっしゃいます。

会社創立30周年というキックオフに向け、
社長がどれほど社員を思い、どのようにご自身の「生きた言葉」を形にされたか。
社長ご自身からいただいた、嬉しい「手記」とともに、
準備から本番までの軌跡をお届けします。

◼️自分の言葉で話せる社長

今回は、会社創立の「キックオフ」での社長スピーチに関して、
トレーニングから本番の現地同行までを、
Y社長の「手記」も含めて掲載させていただきます。

この会社さまは創立30周年。
Y社長ご自身も還暦を迎えられる節目でした。

業績は順調でいらっしゃいましたが、だからこそ
社長には、ある想いがおありでした。

これからも社員みんなが安心して頑張れる、そんな話をしたい。

社長がご共有くださったスピーチ原稿の草案には、
会社の歴史、成長の軌跡(数値)、そして
未来のビジョンが含まれていて、立派なものでした。

ですが、少し気になることがありました。

最初のミーティングで、
Y社長が社員や会社への想いを切々と語られる際のお姿に、
(なんと表情豊かにお話しされるのだろう)と感じ入ったのです。

胸襟を大きく開いて相手を包み込んでしまう懐の深さ。
率直なお人柄とアグレッシブなビジネス。
そんなY社長のお話しぶりは至って自然体、そして潔さがありました。
この方にしかできない語り口の魅力でいらしたのです。

「自分の言葉で話す」という人前で話す際の1つの理想形を、
独自のスタイルで、すでにお持ちであることに感じ入っていたのです。

◼️社長の魅力をお出しいただくための、スピーチ戦略

大切な会社について触れるスピーチ内容に関して、
当方が何かを申し上げる立場ではありません。

ですが、Y社長の魅力的なお話しぶりを、
ぜひスピーチで存分にお出しいただきたいと思いました。

そこで、いわゆる一般的な戦略発表ではない話の構成が
思い浮かんだのです。

創業期の苦悩や成長の歴史を
エピソードを語りながらファクトやデータに絡めていく。
そして、未来の計画につなげる。
このように提案させていただきました。

◼️ トップにしか語れない内容を

Y社長は、その提案を即座に受け入れてくださいました。
「え?そんなこと話してもいいんですか?苦労話なら、もういっぱいありますよ」

Y社長からどんどんエピソードが出てきました。
素晴らしい実績の「裏側」に、本当にたくさんの物語があったのです。
そのときどきの状況が、目に浮かぶようでした。

Y社長ならではのお言葉で語る30年の会社の歴史は、
Y社長の体に刻まれている、リアルな一瞬一瞬の積み重ねでした。

思うがままに社長に語っていただき、
当方がキーワードや要素をその場で取り出して、
コンテンツになるよう整えました。

鮮明なイメージと共に、心に響いてくる内容になっていきました。

◼️伝える技術より、もっと大切なもの

「伝え方(デリバリー)」に関しても、Y社長は独特の魅力をお持ちでした。
堂々とした立ち姿、声の通りも良く、笑顔も自然。
なんだかとても楽しそうに話されるのです。

一般的にトップの伝え方には
「堂々とした」「信頼と安心」などが求められますが、
今回は、とことん、この「Y社長らしさ」を出し切ることが
何よりも社員の心に響く最高の戦略。

ですので、Y社長の最大の魅力である「素のままの魅力」を、
ご登壇舞台に出していただけるよう、
基礎の部分をお伝えしました。

◼️ お気持ちが率直に現れたスピーチ

本番の日。会場の最後列から
Y社長の晴れ姿を見守っていました。

いつもの笑顔で登壇された社長は、いつものように自然体。
ずらり揃った社員の皆さまを目の前にして、
とても嬉しそうなご様子でスピーチされました。

飾らない言葉で語られる、創業時のストーリー。
これまで社員の前で話されたことはなかったのだそうです。

会社が長く続くと、
創業時のことを知るメンバーも少なくなります。
ですので、多くの社員の皆様が
社長の言葉をノートに書き留めていらっしゃいました。

そのお姿を見て、Y社長がトレーニング中、
常にご自身のノートにしっかりメモを取られていた姿と
同じでした。

社長と社員の皆さまが、しっかりと繋がっていいらっしゃる。
そう感じました。

社長が起業され、初めてのお客様をお店に向かられから30年。
歴史の重みと人と会社の成長、そして未来への道のりが
社長ご自身の言葉で、しっかりと共有されました。
スピーチされた40分が、あっという間に感じられました。

それでは、準備から本番までを、Y社長ご自身のお言葉で
まとめてくださったご感想(手記)をお届けいたします。

◼️ Y社長からのお手紙(手記)

「ボイストレーニングだけかと思ったら、全然違いました」

大事なキックオフスピーチをどうしようかと頭を悩ませていました。
もともと話すのは得意ではないと感じていたので、
思い切って受講することにしました。

もちろんスピーチプレゼンのトレーニングは初めてです。
森さんが以前出ていたテレビ番組は見ていましたが、
これは実際にやってみないとわからないですね。

ボイストレーニングだけかと思ったら全然違いました。
いい意味で、全く予想外のトレーニングでした。

森さんがうまく引き出してくれて、
私が普通に喋る言葉がそのままスピーチになっていく。
ストーリー性もあって、自分で話していてすごく納得できる。
「これなら社員にも良くわかる」と思いました。

私の頭の中にあったことが全部、話せる形になりました。

スピーチライターとも、ゴーストライターとも違いました。
「スピーチの準備はこうやるのか!」と初めてわかりました。

これまでは、秘書に「こんな感じで作っておいて」
と簡単に指示を出し、それを見て話すだけでしたから、
伝わる話ができるわけがない。
それがよくわかりました。

しっかり準備できたおかげで、本番では全く緊張しませんでした。

社員たちが皆、顔を上げて聞いてくれました。
時間も40分ぴったり。
これならどこでも自信を持って話せます。
手取り足取り、すっかりお世話になりました。

ROI(投資対効果)がものすごく高いトレーニングでした。
思い切って今回やって、本当によかったです。

「ボイストレーニングだけではないですよ」ということを、
ちゃんと発信してください。
こういうサービスならば、「待ってました!」という社長が
世の中にたくさんいるはずですから。

Y社長、お手紙をいただき、ありがとうございます。
私へのエールも送っていただきましたこと、
とてもありがたく受け止めております。
恐れ入ります。精進いたします。

Y社長と貴社の皆様の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

◼️ ご自身の「物語」を伝える

大切なスピーチを前に
「何をどう伝えればいいのか」
「もっと自分らしく話せたら」
そのようにお考えでしたら、どうぞお声がけください。

社長の中には、社員の心を動かす「物語」がすでにあります。
ご自身の言葉で、ご自身の温度のまま、社員の皆様に伝えるために。

大切なご準備を、ぜひご一緒させていただけましたらと思います。
まずは、その思いを、そのままお聞かせください。

ご相談はどうぞお気軽に。
心よりお待ちしております。

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「話が上手い」だけでは人は動かない。トップの言葉に欠かせない「スピーチ戦略」とは

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スピーチコーチ 森 裕喜子

御来訪ありがとうございます。AI時代、リーダーの生身の声こそチカラです。経営トップのコミュニケーション強化策「社長のスピーチ戦略」をマンツーマントレーニング・コンサルティングしています。

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