聞き手の反応を見るのは大切だが、気にしすぎは逆効果。取るべき具体策は

成功マインドセット

こんにちは、スピーチコーチの森裕喜子です。

スピーチ最大の気掛かり

登壇中、話し手が気になることの1つは
「聞き手の反応」。

スピーチトレーニングを受けられる際、
「相手にどう思われるのか、気になって話せない」
と仰る方は少なくありません。

スピーチでは聴衆の反応を意識しながら
話すことが大切、とよくいわれますが、
聞き手の反応を気にしすぎるのは
よくありません。

適切に反応を受け取る

聞き手の存在を無視するのは論外ですが、
ちょっとした反応に対して
(私の話はおもしろくないのかもしれない)
と自滅してしまうのは本末転倒。

そうはならずに、
「伝わっているのか?わかりやすいか?」
を客観的に受け止めながら話を進められることが
理想です。

それにはまず
「人はどんな態度で話を聞くか」を
知っておきましょう。

聴衆の「聞き方」

多くの聞き手は、以下ような雰囲気で聞いています。
・無表情で話し手を見る、眺める
・手元(スマホ)を見るなど、目線を動かしながら聞く
・寝ている(ようにみえる)人もいる

「私はあなたの話をしっかり聞いています!」と
話し手が嬉しくなるような聞き手や
熱心にメモを取る人は、実際、少数派。
話し手がどんなに必死でも、
聞き手は
まるでテレビか映画を見るかのように
自由気ままに聞いてます。

ですが、このような態度であっても
意外とちゃんと話を聞いているのが、聞き手なのです。

こうわかり切っていれば
聞き手の表層的な態度に振り回されないはずですが、
本番中の話し手は伝えようと必死で真剣。
よって多くの人が
「私の話、おもしろくないのかも」などと思い込み、
自らスピーチをダメにしてしまうのです。

話し手が持つべき覚悟

聞き手がどんな風に聞いていても

いちいち評価するのは、やめましょう。

「客席に居てくれればいい」くらいに思えれば、
 
客観的に反応を受け取れます。
 
 

話し手がすべきこと、できること

まずは話し手の責務を果たすため、
 
事前準備をしっかりと行う。これは当然のことです。
 
 
次に、本番ではどんな聞き手にも敬意を払い、
 
ご自身では「伝える、届ける」行動に集中する。
 
勝手に聞き手を評価しない、と
 
覚えておきます。
 
 
そして、最終的な話の良し悪しは聞き手に委ねる。
 
その結果を素直に受け止め、
 
次の登壇に活かしましょう。
 

話す筋肉がつく!人生を変えるマンツーマンスピーチトレーニングの実際(写真あり)

森 裕喜子

森 裕喜子

経営者のマンツーマンスピーチトレーニングとスピーチ戦略のサービスをお届けしております。トップアスリートのメディアトレーニングも多数実施。

関連記事

おすすめ記事

森 裕喜子

森 裕喜子

トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

TOP
CLOSE