早口な人へ|元総理大臣による「早口対処法」

スピーチ基礎力

こんにちは、森裕喜子でございます。

スピーチで多い悩みの一つは「早口」。
ゆっくり話すように意識する、なんていうだけでは解決しない手強い癖ですね。でも、別の角度から速攻で解決できる方法があるのです。

 

早口がダメな点

早口の問題点は、
聞き手が言葉を聞き取りづらくなること。

物理的なノイズで
話を聞くことにストレスが生じ、
場合によっては
話について行けなくなります。

さらに良くないのは
あの人は早口だ、の印象が強く残り、
代名詞のように
ラベルを貼られてしまうことです。

これではスピーチした意味が
ありませんね。

早口でもいい場合がある?

早口であっても
聞き手が言葉を聞き取れて
内容について行ければ
問題ないわけです。

でも
そんな方法、あるんでしょうか?

あるんです。

驚きの対処法

早口でも言葉が聞き取れるよう
自ら工夫を凝らした
トップリーダーがいました。

安倍元総理です。

その方法はかなり独特。
例えば

「この問題に関しましては、国民の皆様のご意見をお聞きし、検討をしてまいりたいと思います」

これを安倍さんは
以下のように
スピーチや演説で話します。

「この、問題に、関し、ましては、国民の、皆様の、ご意見を、お聞き、し、検討をして、まいります」

読点(、)をたくさん打ち、
間を取って話すのです。

例はわかりやすく示すため
少々「、」の回数を多く示しましたが、
普通なら切らないだろう言葉も
切って話すのです。

早口でも聞き取れる話し方

言葉を切って話す頻度を高くすると、
聞く側は
ひとつひとつの「言葉の音」を
認識しやすくなりますよね。

結果、
早口であっても聞き取りやすくなる
というわけです。

この特徴的な早口対処法を
「ブツ切れ話法」
呼ばせていただいております。

まとめ

国のトップとして、
誰にでもわかりやすく伝える責任がある。

その役割を果たすため、
ご自身で、
多くのスピーチ経験をされる中で
この手法を見出されたのだろうと
お察しします。

スピーチにおける
安倍元総理が残されたレガシーのひとつと捉え、
スピーチトレーニングでは
早口になってしまう
経営者の方に
必ずお伝えしております。

 

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森 裕喜子

森 裕喜子

トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

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