「部長がポインターをぐるぐるするので、うまくご指摘いただけますか」ある社内研修の担当の方から頼まれました。
プレゼン中、スライド上に赤い光が激しく動く。聞き手は目がチカチカしてしまいます。些細なことのようですがプレゼンは台無しに。あなたは大丈夫ですか?
◆動くものは目立つ
街頭のオーロラビジョンや動画広告。人は動くものに目をとられます。スピーチで「動くもの」といえば、
- 話し手の表情、ジェスチャー
- スライド資料のアニメーション、動画
そして、
- レーザーポインターの光線
レーザーポインターはプレゼンテーション中にスライドを指す際に使う道具です。赤く強い光線は一箇所に点で当てるだけで十分目を引きますが、なぜか、ぐるぐる動かしたくなるんですね。
◆ぐるぐる回してしまう理由
部長に指摘してほしい、と依頼された本件。誰にでもある癖として参加者全員に向けてお伝えしました。
「ポインターは光る点である一箇所を指し示すものです。でも、ぐるぐる回したくなるんですよね。なぜでしょう?
新聞を読んで、気になったら赤ペンで印をつける。テストの赤丸は正解の意味、これは嬉しい。それらを思い出して、ついぐるぐるしたくなる?のかもしれませんね。
でも、プレゼンで行うと、見る人たちは目がチカチカ!
話の中身よりもチカチカが印象に残ってしまうんです。これでは本末転倒。
ポインターは赤くポチッと点で指し示せば十分。どうしても動かしたかったら、ゆっくり一回ぐるりと丸で囲みましょう」
(写真:まさにトレーニング中の様子)
その後、個人トレーニングの時間があって、部長さんには直接お伝えできました。
「ぐるぐる、されていらっしゃいますよ」
「あ!そうか、気づかなかった!」
だんだんと癖は消かれました。一安心しました。
◆道具でプレゼンを楽しく
最近では緑の光が出るポインターもあるそうです。
色のついた光ではなく、スポットライトを当てるものもあります。私も持っています(画像、ロジクール社製)。スライドの部分をスポットライトで照らすと「お〜っ」と皆さんが反応してくれるのでちょっと楽しいツールです。まだあまり使いこなせていませんけれど・・・。
プレゼンツールにこだわるのも、また一興。
ただし、ノイズにならないよう正しく使って伝わるプレゼンを実行してください。
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