ビジネススピーチの舞台裏|緊張から解放される実践的な方法

スピーチ基礎力

こんにちは。森裕喜子でございます。

(もうすぐ話す時間なのに、緊張してきた・・・)
こんな場面、ありますよね。
どうされていますか?

手のひらに「人」と書いて飲み込む。
誰かに背中に「虎」と書いてもらう。

これで本当に効果があるなら
おまじないであっても、助かりますね。

今回お伝えする方法は
あるアスリートから聞きました。

スポーツの試合前に行うのだそうです。

話す前に緊張してしまう場面にも応用できそうなので
書いてみます。

〜〜〜〜〜

緊張すると
ドキドキと鼓動が早まり、
顔も頭も火照ったようになります。

自分の意思で止めることはできず、
抗おうとするとますます緊張してしまいます。
だから、この方向でどうにかしようとしないほうがいい。

押してダメなら引いてみる。

緊張している自分の状態を
まるごと受け入れてしまいましょう。

深呼吸をしながら
頭の中で(今、わたしは緊張している)
はっきりと言語化します。
小さく呟いてもいい。

現状を受け入れて言語化すると、
自分の状態を客観視できるようになり、
冷静になれるのです。

ここまでは準備。
次からのステップがとても大切です。

これから自分がする行動を、
1つづつ、順番に、具体的にイメージするのです。

例えばこんなふうに。
・舞台の袖から出て行って、マイクのところに立つ
・聞き手がいる会場を、3秒間、ゆっくり見回す
・ゆったりとお辞儀する
・お辞儀から顔を上げたら、しっかりとマイクを手で持つ
・笑顔を出して第一声「みなさん、こんにちは!」

実際に自分が取るべき行動を
頭の中に、映像で思い浮かべてください。

そして仕上げに、こう宣言します。

「私は今日、この聞き手に向けて
XXXを伝えるために、ここにいる」

自分が取る「行動」を言葉で言い表してください。

こうして、ひたすら「伝えるという行動」に
自分自身を集中させるのです。

この集中の仕方は、
スピーチを始めたあともずっと継続するようにします。

話している最中で
ちょっと言い間違えをしたりしても、
ひたすら行動し続けてください。

(あ、間違えた!どうしよう!?)
などと心の中の自分と会話をしてはいけません。

「行動」にフォーカスし続けていくと、
どうにもならないと思っていた緊張している状態が
いつの間にか消えていきます。

「伝える」という行動だけを、ただただ、やりきる。

その調子で最後まで話し切れたら、
見事、緊張を乗り越えて話せた!ということですね。

ぜひ試してみください。

森 裕喜子

森 裕喜子

トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

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