こんにちは。森裕喜子です。
今となっては懐かしの映画
『男はつらいよ』シリーズは
コミュニケーションの勉強になります。
心が通う挨拶
寅さんの代名詞のような挨拶、
「よ、タコ。元気か」
寅さんの実家のような柴又の団子屋、
虎屋の隣にある
印刷会社の社長に
呼びかける時のお決まりですね。
荒っぽいところもありますが
よくよく聞くと、すごい。
・相手の名を呼びかける
・気づかう一言を添える
・一瞬で完了する
人の心を掴むスゴ技が
数秒の中に含まれています。
寅さんにしかできない
圧倒的個性が
強く印象に残ります。
新人営業マンも真似したくなるような
グレードと言えそうです。
＊ただし荒っぽさは見直してくださいませ。
言葉の意味を感じて話す
挨拶というのは
普段あまりにも言い慣れて習慣化していて
ただ発するだけになりがちですね。
ここが心が通う挨拶の
成否を決めるポイントなのです。
どんな言葉にも
気持ちを表す意味が含まれていることを
思い出してください。
例えば
「おはようございます」には
「お早いですね、今日も朝が来て嬉しいですね。1日よろしくお願いします」
こんな意味があるのでは？
言葉の意味を大切にして発する。
これを実践すると
同じ言葉でも全然伝わり方が違います。
スピーチトレーニングでも
挨拶部分だけ何度も
やり直していただくことがあります。
当たり前のようなことを
徹底するのは大切ですね。
肝心なときに思いを伝える
寅さんは
身内にもきちんと想いを伝えます。
「さくら、ありがとうよ」
「ミツオ、困ったときはいつでも訪ねてこいよ」
照れてしまいそうな場面でも、
きちんと言える。
寅さん、すごい！
社会的にはダメな人と言われるフーテンの寅さん。
実は、ただならぬ人間力。
話す側と聞く側が共感して
ひとつになる。
スピーチでも
そんなコミュニケーションをしたいですね。
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