誰もが知るブランド、ギネス世界記録。
この日本市場を作った小川エリカさまにご登壇いただきました。
本邦初公開のお話が満載の1時間、概要をお届けします。
(2020年2月13日、経営者の勉強会NBSニュー・ビジネスサロンにて)
講演タイトル「多様性こそ生きる力」
(以下、事務局まとめ)
小川エリカさんは海外で生まれ育った。
周りに日本人はゼロ。人種差別といじめを受けた。
「日本人だってすごいんだ。人と違っていいではないか」
多様性の中で生き抜く決意は幼少期に育まれた。
日本の大学を卒業後、起業するが失敗、負債を抱えた。
「いつかまた経営者になる」思いを秘めて広告代理店へ。
ビジネスのいろはを学び直していたある日、ギネス世界記録の日本上陸を耳にする。
ギネスの考え方 ”人と違うからこそ、人は輝くことができる”
小川さんの価値観と重なった。
「これだ」
意気込んで採用試験を受けたが、不合格。
小川さんは、諦めなかった。
「もう一度、会ってください」
直談判のメールを送った。
大逆転劇で小川さんはゼロから日本支社を立ち上げることになった。
入社時、グローバルトップにこう宣言。
「目標を達成したら、次を考える」
もう2度と失敗しないという決意だった。
オフィスを探し、事業戦略を立て、人材を集めた。
「日本の素晴らしさを世界に発信したい」独自の商品開発で47都道府県にギネスを広めた。
グローバルでは最年少リーダー。オフィスは国連ばりにインターナショナルなメンバー、そして一児の母。自ら多様性の中で走り続けた。
売上は毎年二桁成長、世界一の売上を誇るセールスマンが育ち、社員定着率も随一。海外支社が常に視察に訪れるモデルオフィスになった。
超有名企業がギネスに挑戦し、トップアスリート、メディアもこぞってギネスを取り上げた。
ジャパン代表就任から10年目の2019年、小川さんは当初の宣言通り、自らの新たなステージに向け退任。
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講演後、会場からは多くの質問が出ました。
「どんな事業計画だったか」「売上げが飛躍的に伸びた要因は」
もっと具体的に話を聴きたいとのお声多数のうち、時間いっぱいとなりました。
講演前、司会が小川さんに質問しました。
「小川さん。ご自身を動物に例えると、何ですか?」
「ライオン」
会場がどよめきました。
ライオンな小川さまは現在、様々な組織のリーダーシップ開発に携わっていらっしゃいます。
<NBSとは>
NBSニュー・ビジネスサロンは経営者が集う会員制の勉強会。
毎回、企業再生のプロ・長谷川和廣先生とゲスト講師からお話を伺います。
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