実例|キックオフで伝えたい想い、言葉にならない社長はどうしたか?

リーダーのスピーチトレーニング

こんにちは、森裕喜子でございます。

会社創立30周年記念のキックオフスピーチのため、短期トレーニングを受講されたお客様・Y社長から、無事本番を終えたとのご連絡と同時に、受講のご感想をいただきました。
現地同行も実施した案件です。どうぞご一読くださいませ。

  • 受講内容:短期トレーニング/スピーチプレゼン基礎学習、キックオフスピーチ内容作成サポート
  • ご職業:製造販売業  CEO/2018

【受講のご感想】

「いい意味で、全く予想外のトレーニングでした。

大事なキックオフスピーチをどうしようかと、頭を悩ませていました。会社創業から30周年になり、私も還暦。業績は全く問題ないのですが、時期的に若い社員もベテラン達も、会社の未来はどうなるのかな、と少し不安を感じていたようです。それを払拭するスピーチをしなければ・・・と思ってはいたんですが、なかなか言葉にならなかった。もともと話すのは得意ではないと思っていましたし・・・。そこで、今回思い切って受講することにしました。

もちろんスピーチプレゼンのトレーニングは初めてです。森先生が以前出ていたテレビ番組は見ていました。でも、これは、やってみないとわからないですね。ボイストレーニングだけかと思ったら全然違って、頭の中にあったことを全部、話せる形にまでしてくれました。

先生がうまく引き出してくれるので、私が普通に喋る言葉がそのままスピーチになっていくんです。ストーリー性もあって、自分で話していてすごく納得できる。これなら社員にも良くわかると思いました。話しやすいプレゼン資料もまとめてくれました。スピーチライターとも、ゴーストライターとも違います。『私の言葉を先生が生み出してくれる』だから自分の言葉として話せる。スピーチの準備はこうやるのか!と初めてわかりました。これまでは、秘書に「こんな感じで、こういうことを含めて、作っておいて」のように簡単に指示を出し、それ見て話すだけでしたから、伝わる話ができるわけがないんです。そのことがよ〜くわかりました。今回はしっかり準備できたおかげで、本番では全く緊張しませんでした。社員が皆しっかり顔を上げて聞いてくれました。40分の時間も、ぴったりで話せました。

スピーチの場でのお辞儀や立ち居振る舞い、ジェスチャーや目線など、話し方もトレーニングしてもらいました。思い切って今回やって、本当によかったです。

手取り足取り、すっかりお世話になりました。ROI (Return of Investment)がものすごく高いトレーニングでした。ありがとうございました。

ボイストレーニングだけではないですよ、ということをちゃんとHP等で発信してください。こういうサービスならば、待ってました!という社長が世の中にたくさんいるはずですから。」

【今回のポイント】

Y社長、この度はご受講いただき、また、貴重なご感想を頂戴いたしまして誠にありがとうございます。

話すのは苦手と仰られましたが、ご自身の感情を正直に表現することが大変お得意な方でいらっしゃいました。体験談をお話しになる場面ではその強みが大きく活きました。これは貴重な「話す力」です。経営者のお立場ですと、どうしてもファクト中心のお話になったり、感情を出してはいけないと考えておられることも多いようですが、スピーチプレゼンでは「感情」「思い」がとても大切です。社員は、社長の気持ち・想いを聞きたいのです。今回はY社長の「心のままの言葉」がたくさんあったからこそ、伝わるスピーチの形になりました。

トレーニング中、Y社長がなんども口にされたのは「社員に伝わるかな、どう言ったらいいかな」でした。社員の皆様お一人お一人の具体的なお姿を思い浮かべながら練習される姿を見て、このスピーチが伝わらないはずがない、と思いましたし、また、社員の方々はこのような頼れる社長のもとで働くことはとてもお幸せでいらっしゃるな、とも思いました。

キックオフ当日、実際にイベント会場に伺って拝聴しましたが、安定感たっぷり、堂々たるお話ぶりでした。話の内容がご自身の言葉そのものであったこと、そして、話すことが即座に聞き手にすうっと伝わっていくことが目の前で実感できていらしたのだと思います。伝わっている手応えがあったことにより、リラックスした状態でお話になれました。それゆえに、話の間、目線の使い方、ジェスチャーなども、自然にできていました。

聞き手を前にした本番はどれほど準備したとしても、やってみないと、どうなるかはわかりません。ですが、今回の本番は、トレーニング最中よりも何十倍も良いお話でした。会場いっぱいに揃われた社員の皆様が食い入るように聞いておられました。メモをとったり、うなづいたりしながら、40分間、お一人お一人の社員の方とつながりながら話されたことに、そして、お話を通して30年間の軌跡を目の当たりにして、ひとりの聞き手としても感動しました。

社長のスピーチプレゼンで、一つ、共通していることがあります。それは

「社長は本番に強い!」

どの方も、本番になると、俄然、本来のお力を発揮されます。お腹の底、丹田から湧き出る力とでも言いましょうか・・・。そして、それは、準備が整っていればいるほど、より強力なものになります。

伝わる話をされる社長を見て一番嬉しいのは、部下、社員の皆様です!社員のやる気を引き出し、会社を強くする。社長のスピーチプレゼンには、そんな力があるのです!

Y社長、この度は誠にありがとうございました。ますますのご成功を心からお祈り申し上げます。

・・・当方からの発信、おっしゃる通りです。鋭意改善してまいります。ありがとうございます!頑張ります!ということで、この記事も頑張って書きました!Y社長のお言葉のおかげです!

 

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お読みいただき、ありがとうございます。

森 裕喜子

森 裕喜子

トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

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