- 「語尾が聞き取れない」原因は、人により原因が異なる。
- 原因は「発声法」ではなく、「声質」「話し方」に寄ることがある。
- 解決策を知り、身体に浸透させるには、徹底した実践こそ大切である。
- AI時代こそ、身体を通した表現が真の説得力を生む。
「話していると、どうしても語尾が消えて、聞き取りづらくなってしまいます」
そんな切実なお悩みを抱えて、
スピーチトレーニングにお越しになったSさま(40代・研修会社 代表取締役社長)。
これまで5年間にわたり、いくつかのボイストレーニングに通い続けても、
なかなか解決に至らなかったと打ち明けてくださいました。
研修講師として人前に立つお立場。受講者アンケートで
「言葉の最後が聞き取れなかった」というコメントをご覧になる際の、
ご自身の言葉が届かないもどかしさは、どれほどでいらしたでしょうか。
初日のトレーニングでお声を拝聴すると、その根本的な原因がわかりました。
それは「声の出し方」でははなかったのです。
◼️ 5年のボイトレで解決しなかった理由とは
Sさまのお話しぶりを拝見すると、語尾が消える原因はすぐに分かりました。
発声そのものには、何の問題もなく、
むしろとても深くて、良い響きのお声でいらっしゃいました。
ただ、「一文を長く話す癖」がおありでした。
話す文章が長くなると、息が続かなくなります。
結果として、自然と一文の最後の「語尾」の音声が弱くなる現象が起きていたのです。
お声が深くて良い響きの声質でいらっしゃるからこそ、
逆に、言葉として聞き取りにくくなることが起こりがちなのです。
つまり、Sさまに必要だったのは「声」のトレーニングではなく
「言葉の組み立て方」と「呼吸」。
これを整えれば、本来の力強い声で話すことができるのです。
◼️ 言葉と「呼吸」を連動させ、本来の力を引き出す
そこで、トレーニングでは次のステップへ取り組んでいただきました。
- 現状のご自身の話し方を、客観的に認識していただく
- 「語尾が消える」理由を知り、解決策を把握し、実行する
- 呼吸法と発声法の調整を継続する
- 新しい「話し方の習慣」を日々、身につけていく
初回のトレーニングを通して「語尾が消えてしまう問題」は
あっという間に解決へと向かいました。
しかし大切なのはここからです。
頭で原因を理解するだけでなく、その対策をご自身の身体に落とし込み、
ビジネスの本番で自然に実践できるようにしなければ意味がありません。
Sさまには、声が出る仕組み、伝わる話し方と内容構成など、
基本的な理論も網羅して学んでいただくことにしました。
同時に「毎日の自主トレーニングメニュー」を策定し、
日々実行していただくことになりました。
こうして発信力全体を磨き、一生使える力を得ていただく取り組みが始まりました。
◼️ AI時代に際立つ、身体を通した究極の説得力
今は、AIが論理的で簡潔なスピーチ原稿を瞬時につくれる時代です。
「一文を短くする」という文章上の作業だけであれば、
AIにも簡単にできるでしょう。
しかし、その言葉に確かな呼吸を乗せ、聞き手の心へ届けるには、
自らの身体を使って実行しなくてはなりません。
呼吸をし、話す場の環境に適応しながら
「生きた言葉」として発することができるようになるには、
トレーニングをすることの価値を理解し、実行し続けるすることが必要です。
◼️ 本来お持ちの力が、伝わっていく喜び
長年の語尾のお悩みを解決する道が開かれた、Sさま。
今では、受講者の方々から
「講師の話し方は聞きやすく、とても分かりやすい」さらには、
「ロジカルで丁寧な話し方が、とても良い」という
予想しなかったフィードバックまでも得られるようになったと伺いました。
深く響きの良い「声質」も、大いにプラスに働いていらっしゃるのでしょう。
後日、Sさまからこのようなお声をいただきました。
毎日の発声練習を繰り返すことで、話す本番中でも、
「今、自分がどんな声を出しているかを意識できる」ようになりました。森さんのトレーニングは、理論と実践、頭と身体を使いながら、
個人の課題に沿ったきめ細かい指導。
「話し方」や「プレゼンスキル」のレベルを超えた、深いものでした。
Sさまは、日々の自主トレはもちろんのこと、
マンツーマン期間中もご自身でスタジオを借りて練習をされるなど、
徹底した学び方を実践されました。
研修講師のお仕事をされているからこそ、
習得を徹底する大切さをご存知でいらっしゃるのだと思いました。
こうして、本来お持ちであった誠実な魅力が、
声と言葉を通して、聞き手の皆さまへまっすぐに届くようになったこと。
伴走者として、これほど嬉しいことはありません。
一般のボイストレーニングは発声練習が中心ですが、
「声・身体・言葉・話し方」のすべてをつなぎ合わせ、
発信力全体をサポートすることは、弊社ならでは強みかと思います。
真摯にご自身と向き合われたSさま、ますますのご活躍をお祈りしております。

<ご案内>
トップの皆さまが抱える「どうしても伝わらない」もどかしさ。
その背景には、声のプロでも気づかない
「言葉の組み立てと、身体(呼吸)の不一致」
が隠れていることが少なくありません。
話す力を「伝わる力」にするために、
ビジネスの目的を見失うことなく、戦略的にサポートいたします。
お一人おひとりのご状況を大切にしながら対応させていただきます。
どうぞお気軽にご相談ください。
【お問い合わせ先】
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