スピーチで緊張して話せない。どうするか? 解決方法はズバリ、事前準備を入念にすること。・・・とは言っても、それでも緊張する場合もあるし、予期せぬ本番で準備の暇などないこときはどうするか?
はい。社長には「とっさのスピーチ」がつきもの。今回はそんな時にも効く、緊張を逆に活用してしまおうというお話です。
◆緊張した自分を受容し、打ち明ける
緊張はやる気の証拠。
どうでも良いことには人は緊張もしません。ですから、
- 緊張した→緊張はやる気の証→これでいいのだ(=緊張している自分を受け入れる)
緊張に抗おうとするとますます緊張します。だからまずは「あ、緊張しているな」と観念して受け入れましょう。
◆緊張時のスピーチのスタート法
「みなさん、こんにちは。お久しぶりです。
今日はお集まりいただきまして、ありがとうございます。」
緊張していても、ここまではなんとか話せるでしょう。
次がポイントです。思い切って緊張を打ち明けてしまいましょう。
「・・・こうして大勢の皆さんを前にしますと、やはり、緊張しますね。」
社長が本音を打ち明けるには勇気がいるかもしれませんが、素直になってみる。
社長の立場を乗り越え、一人の人間である姿が見えてきます。
鎧を脱いだら、ご自身の緊張も少し緩むのではありませんか?
そして、その場に馴染んできて、聞き手との間に共感が起こる。そうしたら本題に入りましょう。
「さて……今日はたいせつなお話をしようと思い、一週間前から準備をしてきました。
どんなお話だろうと期待されているかもしれません。では、本題に入ります」
事前に準備して練習してあれば、冒頭で緊張したとしても落ち着いて話せます。
◆あえてゆっくり話す
緊張しているときは呼吸も浅く、早くなっています。そのまま話すと早口になり、自分でもその早さに焦りを感じ、声もうわづります。そしてますます緊張する。緊張のデフレスパイラルに。
だからこそ、あえて、ゆっくり、ゆっくり、話してください。ゆっくり話せば呼吸もそうなります。呼吸が落ち着けば、やがて緊張もほぐれやすくなる。
スピーチの声は「ゆっくり、大きく、低く」。
- 一つの言葉を繰り出す速度を遅めにする
- 次の言葉を繰り出す前の、言葉と言葉の間の「間(ま)」をたっぷりにする
ここまでくれば相当落ち着いてくるはずです。
社長だからこそ効く、本音を話すこと、ゆっくり話す、の方法です。ぜひお試しください。
緊張するのは当然のこと。
そんなご自身をぜひ受容して、緊張というパワーを上手に変換してください。
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