笑いを取るスピーチ。魅力的だがリスクも高い。それでも笑わせたいなら

成功マインドセット

こんにちは。森裕喜子でございます。

「スピーチで笑いを取りたい」
と思う方は
少なくありません。

例えば業界のお集まりで。

会場には顔見知りも少ない
非日常の不慣れな場。

そこへ、ある人がスピーチをして
全体がドッと沸いた。

場の雰囲気は一気に変わるでしょう。

ただでさえ緊張感ある場、
そこでスピーチした上に
余裕たっぷり聞き手を笑わせるなんて
たしかにすごいですね。

でも、
スピーチコーチの私は
「笑いを取りにいく」に対して
100%前向きではありません、

だから「ぜひ挑戦しましょう!」とは
言い難いです。

なぜなら、
人を笑わせることは
大変な高等技術。

プロの芸人さんが生涯かけて取り組むほどです。

我々ビジネスパーソンが
笑いを取ることに注力するなら
まずその前に
なすべきことがあると思います。

伝えたいことを整理し、
相手が受け取りやすいように伝え切る。

スピーチを活用して
まず聞き手と信頼関係を構築する。

これが第一歩だと思います。

そして、話す基本がある程度できると
無理せずとも、自然と笑いが起きることも
あります。

でも、
ぜひとも笑いを取りたい場合には
充分気をつけてサポートをします。

まず、
絶対に、
笑いの素(ネタ)が
何らかのマイナスのインパクトとなって
ご自身や会社やサービスやブランド等に対して
傷をつけるものであってはならないこと。

笑いを取りやすい基本的な内容は
ご自身の失敗やうっかりミスなどの
「自虐ネタ」です。

ユーモア溢れるものなら良いでしょうが、
信頼を失うことにでもなったら本末転倒。
大変です。

かといって、
自分以外を扱う内容なら安全か、
というと、
それこそ誹謗中傷になりかねず
さらに危険です。

「あれはスピーチでのジョークですよ」
などと後で繕っても
一旦声に出したら
取り返しはつきません。

ドッとみんなが笑えて、
さらに信頼や評判を落とさないような
話のネタを見つけるには
日々の地道な努力が必要です。

そして、
笑いは、
微妙な間(ま)が良くなかっただけで
ウケないことがある。

針の目を一回で貫くような
絶妙な間(ま)で話すための
入念な練習と技が必要です。

このように
笑いを取るスピーチはすごい分、
ハードルもリスクも非常に高いのです。

ちなみに、
必ず聞き手が笑うスピーチをされる方が
いらっしゃいますが、
とても念入りな準備をされています。

そして、本番では
絶対に外さない確固たる自信も
お持ちです。

高いハードルとリスクを越えるには
綿密な事前準備と経験、そして
自信が必要です。

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森 裕喜子

森 裕喜子

トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

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