こんにちは、森裕喜子でございます。
聞き手の反応も見ながら
自然体で話せる。
理想的なスピーチの1つですね。
これを可能にするには
(次は何を話すのだったかな?)などと
迷うようではダメ。
予め用意した話の内容は
ある程度、頭に入れておく必要があります。
そう、この
「ある程度、頭に入れておく」
が勘所ですね。
どなたも当然のごとくわかっていることのはずですが
こういった「当たり前」の中に
実は秘密があるんですよね。
何をどのくらい頭に入れておくべきか?
そのことはスピーチ本番に確実に役立つのか?
この機会にきちんと「勘所」を掴み、
実行していただけましたら幸いです。
まず、話そうと思う内容を
「頭に入れて置くべきところ」と
「そうでないところ」の2つに分けます。
そして「頭に入れて置くべきところ」を
メモにします。
このとき、
メモを見る「本番」のご自身のご状況を
考慮にいれてください。
話す本番というのは非日常です。
緊張したり、
舞い上がったりしているもの。
そんな状況下で
メモの文字を判読して
話さねばならない。
これは相当、切羽詰まった緊急事態とも言えます。
そんな緊急下において
(あれ、どこまで話した?)
(どこに書いてあった?)
などとメモを見て迷う暇など、ありません!
あなたのスピーチの進行を
サポートしてくれるはずのメモツールが
全くの役立たずになってしまいます。
「準備したのに・・・!」
そんな戸惑いがご自身の中から湧き上がったら
もう話すどころではないでしょう。
こんな失敗は誰にでも起こり得ること。
ですから、
そんな事態を招かないメモを作っておきましょう。
メモの文字数は少なく!
余計なことは書かない!
つまり読む必要すらない
パッと見てわかるメモが理想です。
ご自身が判読できるなら
走り書きもOK、
体裁は気にしません。
話の流れの順に
キーワードだけをポンポン書いておくくらいの
シンプルなものでも
人によっては充分なカンニングペーパーになります。
ちなみに
この作成メモを見ながら何度か
話す練習をされると、
やがて何も見なくても話せるように
なります。
そうです、
このメモは
原稿なしに話せる近道でもあるのです。
実際のところ、
これまでの弊社トレーニング実績ですと
皆さま、結果として、
本番では手元メモを見ることなく
お話になられています。
すごいですね!
先日もそんな経営者のスピーチ本番を
現地にて拝察いたしました。
そのスピーチ本番中、メモは
ずっと社長の上着の内ポケットに
「お守り」として在ったご様子です。
勘所を押さえたメモ作り。
お試しください。
自信を持って話せるための大切な「備え」です。