こんにちは、スピーチコーチの森裕喜子です。
「聞き手の反応を見ながら、自然体で話す」
理想的なスピーチの1つですね。
(次は何を話すのだったかな?)
と内容に迷うようでは良くないので、
「ある程度」は頭に入れておく必要があります。
そう、この「ある程度」がポイント。
自然に言葉を繰り出すようにして話せるか、
あるいは
原稿を棒読みするリスクを抱えても「原稿を見る」という安全パイを取るか?
分かれ道なんですね。
スピーチトレーニングでも
内容の記憶の仕方は様々な手法をお伝えしていますが、
今回は、その「勘所」
となる部分を書いてまいります。
ぜひ、ご活用ください!
具体的な方法
要は、話す内容をメモしておくのです。
懐かしい言葉で言えば、カンニングペーパーです。
(な〜んだ・・・)と
思われるかも知れませんが
勘所を掴んだメモですので
どうぞ続けてお読みくださいませ。
1)まず、話そうと思う内容を
「頭に入れて置くべきところ」と
「そうでないところ」の2つに分けます。
2)そして「頭に入れて置くべきところ」を
メモに書き出します。
これで終わりですが、
この「メモる」際の具体的な行動にこそ、
成功の秘訣があります。
スピーチメモ作成時の秘訣
必ず、本番でスピーチする
ご自身のご状況をイメージしながら
作成します。
スピーチ本番は、ある種の「非日常」。
緊張したり舞い上がったりしているもの。
そんな緊急的状況下において
(どこまで話した?)
(どこに書いてあった?)
などとメモを見て迷う暇など、ありません!
そんな戸惑いが起きたら
もうスピーチどころではない。
ですから、
そんな事態を招かないメモが必要です。
ですので、メモる際にもコツがある。
メモの文字数は少なく!
余計なことは書かない!
つまり、
読む必要すらない
パッと見てわかるメモが理想。
ご自身が判読できるなら走り書きもOK。
体裁は気にしません。
メモがもたらすすごい成果
この作成メモを見ながら話す練習を重ねると、
やがて何も見なくても話せるように
なります。
そうです、
このメモは
「原稿なしに話せる近道」でもありま。
これまでの弊社トレーニング実績ですと
皆さま、結果として、
本番では手元メモを見ることなく
お話になられています。
すごいですね!
先日もそんな経営者のスピーチ本番を
現地にて拝察いたしました。
そのスピーチ本番中、メモは
ずっと社長の上着の内ポケットに
「お守り」として在ったご様子で、
スピーチコーチの私も嬉しくて涙が出そうでした。
勘所を押さえたメモ作り。
お試しください。
自信を持って話せるための大切な「備え」なのです。