こんにちは、森裕喜子でございます。
社長になられますと
人前で話す機会は
自然と増えていかれます。
お立場ならではの栄誉ですが
正直(困ったな・・・)と
お感じかもしれません。
大抵、内容を考え原稿を書くことから
始める方も多いと思いますが
実際、こんなお声をよく耳にします。
「土日使って書いたのに、原稿を見て話したら失敗した」
「その場で言いたいことが出てきてしまって、思うように話せなかった」
かなりの労力を使って書いたのに、
こんな結果では残念すぎますね。
そこで、
原稿を書かなくてもスピーチできる!
ちょっと意外でシンプルな準備方法を
試してみませんか。
原稿無しで話すことの便益
実は、原稿無しで話すほうが
良い話になりやすいです。
というのも、原稿に縛られなければ
・自分の言葉で話せる
・聞き手の反応を見て話せる
・ときには脱線したり、アドリブもしやすい
などが可能になるからです。
原稿がない方がスピーチがラク!
ともいえます。
自分が気負わずに話せれば
聞き手にも響きやすくなるでしょう。
でも
(・・・本当に原稿がなくてもいいのか?)
とお感じかもしれません。
そもそもスピーチは
必ず原稿があるべきものではありません。
原稿はあくまでも、
「話すときに困らない」ためです。
であれば、
時間を費やして一字一句書かなくても
いいですよね。
『スピーチメモ』作り方
一字一句書くのではない、
簡単なメモを作成します。
以下の3要素を、キーワードで出してみてください。
1. 冒頭:最も伝えたい「メッセージ」
2. 話の中身:「3つ」
3. 最後:冒頭と同じ最も伝えたい「メッセージ」
1.と3. は同じなので、実際は「2要素」を出せばいいですね。
たったこれだけ?!と思われるかもしれませんが
汎用的な話の構成を考慮した型ですので
内容を盛り込めるから大丈夫です。
具体例を出してみましょう。
『キックオフの社長スピーチ』を題材にして
キーワード例(以下太字)を書いてみました。
(スピーチ時間20分)
・冒頭:最も伝えたい「メッセージ」→【起死回生元年の始まり】2分
・話の中身:「3つ」→【ビジョン再確認/未来創造戦略/アクションプラン】15分
・最後:最も伝えたい「メッセージ」→【起死回生元年の始まり】3分
これで『スピーチメモ』完成です。
社長のお立場ですと、話の中身である
ビジョンや戦略、アクションプランなどは
すでにおありのことが多いと思います。
ですので、実際に考える必要があるのは
冒頭と最後に使う「メッセージ」1つだけになりますね。
練習方法
この『スピーチメモ』を見ながら
声に出して話す練習をします。
タイマーで時間を測りながら、どうぞ。
本当にこれで話せるのか?
と思われるかもしれません。
スピーチトレーニングでも
みなさま、そうおっしゃいますが、
一度やってみると
「意外と出来る」「原稿いらないな」などと仰います。
これは、頭の中にある
話したいことを『スピーチメモ』で確認しながら、
順に引き出して話していく方法。
だから、話せるのです。
それに自分の言葉で話せるから
原稿の棒読みにならず、自然にメリハリが出せます。
手軽なメモなら急なスピーチでも
移動のお車の中などでも
書くことができます。
3分スピーチから1時間超えの話も対応可能な
幅広く応用できる基本形。
ぜひお試しください。
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