こんにちは、
スピーチコーチの森裕喜子です。
今年も年末の挨拶の時期になりました。
社長にとっては年間通じての一大イベントですし、
社員の皆さまも、期待しているはずです。
手元の原稿に覚える違和感
お手元にはいま、
周辺スタッフの方が用意してくれた、
数字もロジックもしっかり含まれた原稿が
あるかもしれません。
あるいは、
ご自身で時間をかけて
まとめようとされている文字が、
パソコンの画面に
並んでいるのかもしれませんね。
けれど、それを前にして、
どこか感じることはないでしょうか。
「内容は間違っていないはずなのに、
なぜか自分の言葉としてしっくりこない」
「綺麗な文章だけど、
これで社員の心に届くだろうか……」
そうした違和感の奥にあるのは、
ご自身の本当の言葉で、
社員に直接メッセージを届けたいという
純粋な想いではないでしょうか。
この1年、何をどう捉え、
次の未来をどういう風に見据えているか。
その温度のまま届けたいという
経営者としての強い願い。
ですから、ちょっと気になるなという
そのお気持ち。どうか
無視しないでいただきたいのです。
そしてそれは、決して文章力や
テクニックの問題ではありません。
「書き言葉」と「話し言葉」の違い
用意された原稿を
「文字通り綺麗に読むこと」が
スピーチの正解、と多くの方が
思い込んでいらっしゃるようです。
でも、目で「読むための書き言葉」と、
呼吸や声、身体の感覚が乗る「話し言葉」は、
全く違うもの。
どれほど完璧に書かれた原稿であても、
それをただ朗読するだけでは、
話す瞬間に最適な「生きた言葉」にはなりません。
「生きた言葉」を紡ぐ5つのステップ
いまお手元にある原稿や、
伝えたい想いをそのまま活かしながら、
ご自身の「生の言葉」として届く形に整える
一つの方法論をご紹介しましょう。
準備の際は、
最初から文字で書くのではなく、
声に出しながら言語化していくのがおすすめ。
頭で考えるよりも声で出すほうが
直感的な「自分の言葉」になりやすく、
響く話になる近道だからです。
すでに内容のご用意がある場合は、
各要素にうまくはめ込んだり、
応用しながら並び替えてみるのもいいですね。
1)今年一年を、直感の「ひとこと」で表す
トレーニングでも「はい!出しましょう!」
と気合を入れます。
直感的な言葉は、最強のパワーワード。
2)この1年での「良いニュース」を3つ選ぶ
それぞれ具体的なエピソードを添えると
説得力が上がります。
3)苦労や大変だったこと
最もインパクトのあるものを1つに絞り、
そこから得た「学び」も含めます。
4)新たな年をどうするか
決然と、簡潔に方針を述べます。
詳しい計画は年明けに、と思います。
5)まとめのひとこと
冒頭の「ひとこと」を受けて、
今感じていることなどで締めくくります。
これらをつなげるだけで、
驚くほどまとまりのあるスピーチになります。
5つの要素のキーワードをメモに書き、
本番ではメモを見ながら話します。
こうすると、社員の顔を時折見ながら、
ご自身の言葉でスピーチを紡いだ
「生きた言葉」で話せます。
時間は、7分程度を目安に。
話す際の一番の決め手は、
(1)と(5)、最初と最後をしっかり
言い切ること。
ここさえブレなければ、
途中の内容が多少まとまらなくても、
重みと信頼感が自然と宿ります。
社長の想いが届くスピーチにする
社長が本来持っていらっしゃる想い、
意図や魅力が、
そのまま真っ直ぐ聞き手へ届くように。
スピーチ原稿も
組織を動かす「本物の言葉」に整えるために。
ボイスイメージのスピーチトレーニングでは、
大切な本番のスピーチが伝わるように、
柔軟なサポートをしております。
まとまったお時間が取れない場合でも、
単発セッションや短期集中トレーニングなど、
ご状況に合わせたプランが可能です。
実際のトレーニングの場を体験していただくと、
「こうすれば自分の言葉が伝わるんだ」と
手に取るように実感していただけるはずです。
伝わる伝え方は、お一人おひとり違います。
話す場面によっても異なります。
大切な節目に向けて、
自らの言葉と存在感を磨き上げる時間。
ぜひ一度、ボイスイメージのトレーニングを
体感してみてください。
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