原稿棒読みがメリハリある話に変わる!ほんの小さな工夫とは?

スピーチ基礎力

こんにちは。森裕喜子でございます。

トップリーダーの話し方、伝え方において
最も影響力が大きい現象が【棒読み】です。

かつて総理大臣が
「発信力がない」「伝わってこない」と
盛んにメディアで取り上げられました。

トップリーダーの話が棒読みだと
メッセージが感じられず
本気で言っているのか?と
信頼できなくなりますよね。

多くの場合、棒読みしているご本人も
それに気づいています。
一生懸命に抑揚をつけて話そうとしての
どうしても言葉に気持ちが乗らない。

そんな、辛い現実なのです。

なぜそうなってしまうのでしょうか。

これまでのスピーチトレーニングで
明らかな原因がわかってきました。

まず、原稿が書いてあるスピーチをする場合、
棒読みになる傾向が強くなる。

会議の発言やコミュニケーションは
自分の言葉で話せる人でも、
例えば儀式や会見などの重要場面では
話す内容があらかじめ決められている。

つまり、原稿がありますよね。
自分で勝手に言葉を出してはいけない、
気持ちを言葉できないという緊張感が
話のメリハリを奪うのです。

また、棒読みになりやすい人の傾向もあるようです。
真面目で一生懸命な方ほど
読み間違えてはいけない、
書かれた内容通りに話さなくては、

と考えたその結果、棒読みが起こる。

重要な場面で真剣に伝えたいと思うほど
逆に伝わらない話し方になるのです。

これはご本人が一番辛いことなのです。

スピーチトレーニングで
そのような方々に触れ続けていたある時、
もしかしたら
この根源的な始まりは、
こどもの頃の国語の時間の「朗読」にあるのではないか?
と思うようになりました。

教科書に書いてある言葉を見て、
ひたすら、ハッキリ正しく読み上げることに
一生懸命でしたよね。

つまり、教科書でも原稿でも
紙に文字が書いてある通りに声に出すときは
自動的に棒読みする習慣が
出来ているのではないか?

三つ子の魂百まで・・・なのです。

そんな習慣を変えるには、
大胆な発想の転換が必要。

話す側が表現力をどうにか変えようとするのではなく、
話す環境を変える。
「棒読みしなくて済む原稿」にするのです。

方法はとてもシンプルです。

大切な言葉やキーワードすべてに「 」を付けます。
そして、声にするときに、「 」部分を
強調するようにして話します。

自分では、オーバーかな?と感じるくらいに
「 」部分をハッキリと発するくらいで
言葉にメリハリが出ます。

話し方の習慣を変える対処療法ですが
筋トレのように地道に続けると
自然と表現力が豊かになっていくはずです。

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森 裕喜子

森 裕喜子

トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

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