訥々(とつとつ)とした地味なスピーチの、何が心を動かすのか

成功マインドセット

こんにちは、森裕喜子でございます。

これまで数多くのスピーチを聴いてきましたが、
一番心に残っているのは、
とつとつと語られたもの。

地味なスピーチでしたが
忘れられません。

それは

某授賞式のスピーチ

毎年行われている、
食の業界の授賞式でした。

会場には200名ほど、業界の皆様が勢揃い。
その年の受賞者の写真が
スクリーンに映し出されました。

軽トラックを背にした作業着姿の男性

です。

名前が呼ばれると、ひとりの男性が
舞台へ歩み出ました。

ツイードのような茶色い上着の小さい背中。

舞台に上がる手前で一旦立ち止まり、
舞台にかかった賞の名前を見上げて
ゆっくりと一礼。

まだ背中しか見ていないのに

その人の日々の生き方が想像できました。

階段を静かに上がってマイクの前に立つと、
濃い茶色に焼けて深い皺がいっぱいの顔が
見えました。

軽トラの写真と同じ表情です。

スタンドマイクの後ろに直立し、
しばらく黙ったまま、
会場の聴衆を見たあと、
ポツリと、けれども地に足のついた声で
話し始められました。

その内容はこんなふうでした。

わたしは、牛を育てる仕事をずっとやっています
わたしの育てる牛は
市場の人気と逆行していますが、やり続けています

地元の農家はみんな非常に苦しい状況で、
将来の見通しも明るくありません

牛の世話は毎日毎日大変なことの繰り返しですが、
それでも毎日大切に、一頭一頭育てています

まっすぐな背中と目線。
一切飾りがない言葉。
慌てもせず、焦りもせず、
淡々と一文を短く、きっちり語尾を言い切る話。

清くて飾りのない人と言葉でした。

毎日軽トラと作業着で働く人が
今日は上着を着て、東京の瀟洒な会場で、
金屏風の前に話している。

ただそれだけです。

でも、会場に集まったスーツ姿の聴衆、
ほとんど男性でしたが、
聞きながら泣いていらっしゃいました。

淡々と話しただけのスピーチ

だったかもしれません。

でも、これほど聞き手に何かが伝わるのは
一体何が違うのか。

確かなのは「上手なスピーチ」という言葉では
片付けられないものである、ということです。

話し方は生き方

ずっとこのように思っておりますが、
この受賞者のスピーチほど、
それを体現したものはありませんでした。

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森 裕喜子

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トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

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