偉大なプレゼンも、極めてシンプルな基本技術で出来上がっています。ジョブズのプレゼンを分解し、自社商品やご自身のスピーチに伝わる技を取り入れてみましょう。

 

◆冒頭部分

http://www.youtube.com/watch?v=L0XeQhSnkHg

画面全体。暗い中に白く浮かび上がるアップルマーク。

この冒頭部分だけで、すでに言葉では語りつくせない情報がつまっています。オープニングをどう始めるか?話し出す前から始まっていますから、練りに練ったスタートにしたいものです。

そして、大きなステージにシンプルな服を着たジョブズが登場。この服装もブランドにふさわしいものとなりました。スーツにネクタイで登場したら、どうだったでしょうね?

やっと第一声が出ます。日本人だったら「みなさん、今日はお集まりいただいて」と丁寧に挨拶したでしょうが、ジョブズはいきなり本題に入ります。

「2年半、この日を待ち続けていました。」の衝撃発言。

ロゴマーク、登場、一言。余計なものが一切ないプレゼン世界。アップルの商品と同じように余計なものが削ぎ落とされていて、あるものは全て研ぎ澄まされている。企業の個性にピッタリしているから良いのですね。あなたの会社であれば、どんな風にプレゼンを始めるとふさわしいでしょう。

 

◆正直な気持ちを伝える

次は言葉繰り出す際の「間」に注目しましょう。

「二年半、この日を待ち続けていた」

英語では

“This is the day
I have been looking forward to it
for two and half years.”

と言っていますが、ここには2つの味噌があります。

まず、

This is the day

と言い出す前の、相当な間。そして言い終えた後にも間を置いています。間がたっぷり。

これは、本当に待ちに待った、待ち焦がれたのが今日、この日。This dayなのです。ただそのままシンプルにストレートに、思いにふさわしく言葉を伝えています。

ちょっと下を見ながら、一歩一歩、ステージの中心へと歩を進めて、ポツリポツリと話します。ここにも「間」があちこちにあります。きっと、開発をしていた時を思い出し、今というこの瞬間を味わっているんでしょう。これも心情のままに動いている、というように見えます。

ただそれだけなのですが、聴衆は

「何が起こるんだろう?」「きっとすごいことをやってくれるにちがいない」と期待値を思い切り上げ、次の言葉を待っています。

 

◆余計なものを削ぎ落とす

出だしの数秒を書いただけでこんなに長くなってしまいました。長々書きましたが、ジョブズがプレゼンで行なっていることは、いたってシンプルです。

「余計なものを全て削ぎ落とし、間を使って話す」

これだけでした。

ただしこれ以上ないほどに、言葉、動き、服装など全てに徹底して実行していること。聞き手の心を惹きつけることに成功していること。これが偉大なのです。

 

(2)へ、つづく〜。

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