ビジネスでは数字で話せ、と言われます。

でも、ただ数字を出すだけではプレゼンになりません。

ジョブズは数字をうまく使って言葉にできない想いを語っています。

ぜひ応用したい伝え方の技です。

 

◆数字で価値を際立たせる

第一声は冒頭でこう言っています。

「私は今日この日を2年半待ちわびてきました」

開発した側なら「こんなにも長い時間をかけて開発をしてきました」と言いたいところ。

でもジョブズはあえて2年半と言った。

なぜか。

「長い間」だとどれほどの月日か、具体的ではないためです。漠然としてしまうと、商品の価値も漠然としてしまいます。

ジョブズでなければうっかり「長い間をかけて開発した商品を発表します」とプレゼンしてしまうかもしれません。そう言わないところに、ジョブズの伝え方のインパクトがあります。

 

◆形容詞の代わりに数字を使う

例えば仮に「長い間」と言ったとするとどうなるか。

「長い」は10年なのか20年?あるいは数カ月?人により解釈が異なります。

スピーチやプレゼンでは形容詞に要注意。具体性がないため、話し手の意図がきっちり伝わりません。

また、難しいことをいかに簡単に伝えるかがスピーチプレゼンでは要。

数字なら誰にでもわかりやすく、記憶に残りやすく伝えられます。

 

◆数字を強める一言を加える

もう一つ、ジョブズの伝え方に注目しましょう。

「今日この日」という表現です。

今日この日を迎えるまでに2年半の月日があった、2年半待っていたと伝えています。

「今日、今ここ」という瞬間の価値が一気に上がるのです。

そして、ここにいる聞き手の皆さんとこの瞬間を共有できることの価値を暗示しているのです。

「今日、この話を聞けてよかった」と聞き手は思えます。

 

プレゼンテーションでは情報の価値をいかに高めるか、がポイント。

ほんの一言で伝わり方が変わりますので、トレーニングやコンサル現場でも最も大切にしていることの一つです。聞き流してしまいがちな一言の中にも深い意味がある。そこが言葉選びの面白さでもあります。

棒読みにならない原稿テクニック|社長のスピーチ準備必殺技

 

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