社長の年末挨拶スピーチ|社員が「聞けてよかった」話のまとめ方・伝え方の鉄則

時節のスピーチ

こんにちは、スピーチコーチの森裕喜子です。

コロナに揺れた2021年も
年末の挨拶の時期になりました。

こんなときだからこそ
「社員にいい話をしたい」
とお思いでしょうし、
また社員の皆様も「社長の言葉を聞きたい」と
思っているはずです。

そこで今回は、
借り物ではない、自分の言葉で話せるスピーチの
具体的な方法をお伝えします。

「聞いてよかった」と思える伝え方の雛形

準備にあたり
まず注意点を知っておいてください。

文字で書こうとせず、声で言葉を出すこと。

自分の言葉でスピーチするための
最大の秘訣であり、鉄則です。
必ず守ってください。

それでは始めましょう。

まず以下5つについて、
順番に声に出して言葉にしてみましょう。

1)今年一年をひとことで表す

躊躇せずに言葉にしましょう。
ここは最も大切なところで、
実際のスピーチトレーニングでも
「はい!ズバッと出しましょう!」
と、気合を入れて
お伝えしている部分です。

というのも
(この言葉でいいのかな?)などと
躊躇したり、
言う前から自分で評価してしまう方が多いため。

ご自身の決断が揺らぐと、
伝わる力を持った言葉を見逃すことになりがちです。

ファーストインプレッションで浮かび上がった言葉が
最も聞き手の心を打つものである、
というのも
トレーニングで実証済み。

ズバッと!
どうぞ、お出しくださいませ。

それができたら、次に進めます。

2)この1年での「良いニュース」

3つに絞ります。
もっとたくさんある、と思っても
選び抜いてください。

スピーチで言いたいこと全てを
話そうとすると、
内容がダラけてしまいます。

また、3つのニュースには
具体的なエピソードがあるはずですから、
それも出しておきましょう。

3)苦労や大変だったこと

こちらも複数あるかもしれませんが、
聞き手に対して最も大きなインパクトがあるだろうものを
選びましょう。

そして、苦労からの「学び」があるはずですから
それも含めてください。

4)新たな年をどうするか

基本計画を含めて話す必要があるなら、
簡潔に項目を述べる程度が良いです。
今回は年末にメッセージを送ることが目的。
来年の計画詳細は年明けに、
としたほうが
聞く側には伝わりやすいでしょう。

5)まとめのひとこと

冒頭でおっしゃった「ひとこと」を受けて
感じたことをどうぞ。

実際に話すための練習法

この5つをつなげると、
まとまりあるスピーチになります。

これを実際に話せるようにするには、
キーワードだけをメモに書いて、
それを見ながら話す練習をします。

スピーチ時間は3〜7分が良いと思います。

「聞けてよかった」は伝え方が決め手

話す際のコツをお伝えします。

最初と最後(1と5)を、簡潔に、しっかり言い切る。

これが出来ていれば、
234の中身が少しグズグズでも
スピーチとしてまとまります。

練習の際はスマホ録音などをして聞いてみてください。
このステップは
多くの方が嫌がってやらない方が多い。
だからこそ、やればやるほど結果に差が出るところです。

素晴らしい本番になられますよう
お祈りいたします。

年度末のスピーチ:ただの挨拶にしない!社員の心を動かし、やる気を高める話し方

スピーチ原稿は書かない方がうまくいく!自分の言葉でラクに話せる時短準備法

 

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森 裕喜子

森 裕喜子

経営者のマンツーマンスピーチトレーニングとスピーチ戦略のサービスをお届けしております。トップアスリートのメディアトレーニングも多数実施。

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森 裕喜子

森 裕喜子

トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

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