こんにちは、森裕喜子でございます。
何をするにも姿勢は基本。
スポーツやダンスもそれぞれ体の使い方があって、最高のパフォーマンスも姿勢から始まりますよね。
スピーチでは整った自然体が欠かせません。無理に体を変えて呼吸が楽にできないようでは、意味がないですから。
「正しい姿勢」という間違った認識
ある企業研修でのこと。
1ミリもブレない感じで
ガチガチに体を固めて立つ人がいました。
「息、止めてますね?」
と訊くと、
その方、コクリとうなづきました。
姿勢を正すときは
体が揺れないように
息を止める習慣なんだそうです!
・・・これではスピーチどころか、何もできませんよね?
体の記憶
あえて体をガチガチにして
姿勢を決めようとする方は実際
かなり多いです。
なぜこうなってしまうのか?
ひとつ、
仮説を思いつきました。
子どもの頃、
学校で習った「気をつけ!」
あの名残かも?
ガチガチの直立不動を毎日繰り返すうち、
それを正しい姿勢と
記憶してしまったのでしょう。
呼吸を止めるほど不自然な体は
何もできないというのに。
自然体を取り戻す
気をつけ!は極端な例ですが、
いまや誰もが
パソコンやスマホで体はガチガチ。
まず息を吐ききり、
脱力して
肩や腕を大きく揺らしたり、
その場ジャンプで体をほぐしましょう。
そして、次のように自然体で立ちます。
・体の余計な力を抜き、頭頂部を上から吊られたようにイメージして、立つ。
・足は肩幅に開き、足の裏で地面をしっかり感じる。
・楽に鼻呼吸する
こうすると、
下腹部の丹田がキュッと締まり、
目線は自然と正面を向きます。
骨格そのままの立ち方で、
ラクではありますが、緩んではいない。
リラックスした安定感があります。
スピーチする際は、
さらに
ジャケットのVゾーンを堂々と人に見せるように
意識します。
見た目も引き締まり、
落ち着いて話しやすい体です。
常に体を整えて
誰でも体の個性があるものです。
猫背気味だったり、
反り腰だったり。
それらを
無理して矯正しようとせずに、
自分の骨格や体質、年齢なども受け入れながら
自然体に整えましょう。
スピーチ以外の
お仕事中も
ご自身のベストパフォーマンスのために
ぜひ、
自然体でお過ごしください。
スピーチは整った自然体から生まれる、あなたらしさがあること。これが最も伝わります。
自分らしさを追求しましょう。
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