こんにちは、スピーチコーチの森裕喜子です。
「影響力を強めたい」トップリーダーなら
誰でも思われることでしょう。
それはどこから生まれるか?
スピーチの場面で考えていきます。
何が「影響力」になるのか
社長が発する一つ一つの言葉、
そして、あらゆる行動の中に
「影響力の素」があります。
日々のちょっとした表情や所作も、そうです。
中でも登壇時に水を飲む場面というのは、
ちょっと特別です。
登壇中、水を飲みたくなったら
スピーチ中に水を飲むと、当然、話は中断します。
「その沈黙が嫌だから」と
我慢してしまう方もいらっしゃいます。
ですが、我慢して話し続けると
声を出しづらくなったり、話すことに
集中できなくなるなど、
マイナスになりかねません。
ですから、遠慮なく飲んで良いのです。
でも、ちょっと恥ずかしいような気持ちもする・・・
とお考えの方もあるかもしれません。
大丈夫です。
水を飲むことで、ぐっと場が活きることが
あるのですから!
スマートな「水の飲み方」
実に優雅な水の飲み方された方がいて、
その映像が強く記憶に残っています。
こんな風でした。
- 話が途切れた瞬間を見計らい、おもむろにペットボトルを手に持つ。静かに栓を緩め、ゆっくりグラスに注ぐ。
- 横を向き、す~っとひと口。この間、会場にしばし空白の時が流れる。ご自身はまるで自分一人でそこにいるかのように、自然体。
- グラスを置き、何事もなかったかのように話に戻る。
話し手が黙ってこのアクションを取った数秒間、
場に変化が起きました。
話し手の余裕と自信が表現され、
聞き手もそれを受け入れたように見えたのです。
水を飲むこと自体が
話の流れに組み込まれているような
自然な立ち居振る舞いでした。
優美な所作
落ち着いて水を飲む。
この小さな行為がもたらす影響力は、
言葉以上に大きかった。
なぜそんなことができたのかというと、
話し手の所作に「無駄」がなく、
無理もありませんでした。
水が飲みたいとなったら、
無理なく無駄のない自然体で実行する。これは
あらゆる立ち居振る舞いに欠かせない大原則ですので
ぜひ覚えておいてください。
水を飲む際のポイント
飲むタイミングは、お好きな時にどうぞ。
話の変わり目や質疑応答前は、特にオススメです。
先ほどの例のように
水を飲むことが場面転換にもなりますし、
ご自身の気持ちの切り替えにも
なります。
最後にワンポイント。
ペットボトルから直接飲まないでください。
喉を鳴らしてゴクゴク飲むと、
ワイルドな印象が強くなります。
事前に、グラスが用意してあると安心ですね。
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