きちんと説明するだけでは人の心は動かない。何が足らないのか?

リーダーのスピーチトレーニング

こんにちは、森裕喜子でございます。

コロナ禍で世界中のトップリーダーが
国民に向けてメッセージを
発信をしましたが、
日本はちょっと違いました。

現状と対策を説明をし、最後は決まって
「国民のみなさま、ご協力お願いします」
と依頼。

共に乗り越えていきましょう、
というメッセージはなかった。

どうしてでしょうか。

テレビニュースでも
「メッセージがない」
「原稿を読むだけで
気持ちが伝わってこない」など、
街中にはそんな声がほとんどでした。

日本は諸外国と違って法的拘束力が
あったためでしょうか、
でも、同じ国に住む一人の人間として
「国民の皆さん、この危機を
一緒に乗り越えましょう」

というメッセージは
あっても良かったはず。

ただ状況説明と対策を話すだけでは
トップのメッセージにはなりません。
危機だからこそ、同じ一人の人間として
メッセージ
を発する。
だから国民との信頼関係を
築けるのです。

トップが発信する意味と役割

危機下ではトップが自ら
最新情報をわかりやすく説明することは
大切です。

でも、そういったファクト情報は
担当者でも話せること。

国民、会社なら「社員」が求めるのは
何か。それはトップであるあなたにしか
出せない「想いのこもったメッセージ」です。

みんな、あなただけの言葉を
待っているのです。

伝わってきたトップのメッセージ例

久々に自分の想いを伝えている
リーダーのスピーチを聴きました。

英ボリス・ジョンソン首相が
コロナ感染から復活した際の
本音を語るスピーチです。

「想い」を自分の言葉で語る

ジョンソン首相は病に打ち勝ち、
復帰しました。

そしてまず国民に想いを伝えたのが
この動画。
コロナ勝利宣言にも聞こえました。

想いを届ける強い話し方

ジョンソン首相の英語の発音は
特に語気が強いほうではないでしょうか。

声を出すと同時に体も手も
自然と動くパワフルな話ぶり。
明晰な言葉も特長ですね。

一語一語がはっきり聞こえ
言葉が耳にグサグサ刺さります。

その秘密は「呼吸」。

激しく音を発して、
息を使い切って話します。

そのため音楽でいう「休符」、
スピーチでいう「間」を
たっぷりとって
息を吸っていますから
一度聴くと忘れられないメリハリが
ありますね。

自分の言葉で話す、とは

「私はたくさんの、
たくさんの人に心から感謝している!
ありがとう、ありがとう、ありがとう!」

看病してくれた二人の看護師の
名前を出すなど
体験談を具体的に話しています。

このリアリティは
スピーチライターや担当者など
他の人には絶対書けない言葉の力。

だからこそ響くのです。

リーダーが心情を伝える際に
美辞麗句など不要。

あなた自身の言葉で話す。
変化のときこそ
トップのメッセージが必要です。

公式ホームページで詳しいサービスや実績をご紹介しています。
▶︎トレーニングメソッド・各種サービス  https://voice-image.com/service
▶︎業務実績・事例    https://voice-image.com/case
▶︎各種お問い合わせ先  https://voice-image.com/contact

森 裕喜子

森 裕喜子

トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

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