こんにちは、スピーチコーチの森裕喜子です。
今回は、高田社長の「見た目」と「声」に注目したプレゼン分析です。
えっ、見た目?声?そんなの関係あるの?
……そう思われた方こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。
“あえての前髪”に見る、意外性の力
高田社長は端正なお顔立ちですよね。
そして特徴的なのが、前髪です。
たとえば、橋下徹さん。
政界デビュー当初は前髪がありましたが、
最後にはおでこを出すスタイルに変わりました。
これ、実は「見られ方」=イメージ戦略でもあるんです。
「たかが髪型」と思うかもしれませんが、
プレゼンの視点で見れば、これが**強力な武器**になるんですよ。
社長なのに「前髪」!? 美男子なのに「金きり声」!?
高田社長の場合──
・社長なのに、前髪アリ
・美男子なのに、早口&高い金きり声
この“ギャップ”が、逆に人を惹きつけるんです。
ギャップが共感を呼ぶ理由
人は、ちょっとした違和感や意外性に強く惹かれるのもです。
カッコいいだけじゃ物足りない。
一方、完璧すぎると「自分とは違う」と思ってしまう。
つまり、親しみやすいギャップがあることで
途端に共感が生まれるんです。
高田社長の「見た目」と「声」のコントラストもまさにその好例。
あえて“カッコよくしない”という戦略
想像してみてください。
もし高田社長が、美男子フェイスを活かして
ジョブズばりにグレイトでスタイリッシュなプレゼンをしていたら……?
おそらく今のジャパネットの
「温かくて、親しみやすい」イメージはなかったと思います。
見た目があまりにスマートすぎると、
視聴者や消費者は「遠い存在」だと感じてしまいますね。
草刈正雄さんのようだったら…むしろマイナス!?
たとえば昔の草刈正雄さんのような“完璧な美形”だったら、
あれこれ話すより「黙って微笑むだけでいい」かもしれません。
でも、それでは「テレビ通販」としては成立しないでしょう。
なぜなら、ジャパネットの魅力は「いいものを、手頃に」。
だからこそ、高級感より“リアル感”が求められたんです。
美男でも「かっこつけない」。だから伝わる
高田社長は、ご自身の見た目の魅力をあえて前面に出さず、
視聴者に寄り添い、共感を生むスタイルを選ばれた。
それが結果としてリアルで親しみのあるブランディングにつながったのだ
と思います。
イケメンが「金きり声」で一生懸命話す。
それだけで、「この人、なんかいいな」って感じますよね。
見た目を超えて伝わるプレゼン
この“ギャップ”、おそらく偶然ではなく、
意図的なイメージ戦略でもあったのでしょう。
そしてそのギャップが、プレゼンに「驚きと楽しさと信頼」を与えていた。
カッコよさより、リアリティ。
説得力より、納得できる共感力。
それが高田社長の**伝わる力の秘密**だったんです。
さて、次回はいよいよ、この分析シリーズ最終回。
高田社長の「声」そのものに焦点を当てて、
“話し方”の秘密に迫っていきます。
お楽しみに!
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