高田社長は、端正なお顔立ちに前髪を垂らしておられます。
橋下徹さんも政界デビュー時は前髪がありましたが、最後はおでこを出されました。たかが髪型かもしれませんが、プレゼンテーションの視点から、高田社長のイメージとビジネスの関係性を考えてみました。
◆意外性が強み
社長なのに前髪。美男子なのに金きり声。人は驚きがあるものに惹きつけられるものです。ジェットコースター、怖いけど乗りたい。お化け屋敷、怖いけど入りたい。見てみたい。
ギャップがあるほど、相手を引き寄せる力があるのです。
(ご本人は特に理由なくそうされたのかもしれませんが、結果からの分析です)
高田社長の見た目と声のギャップは、社長への興味をかきたて、共感を呼ぶ一因になったのです。
ギャップがあるというのは、驚きやインパクトがあるということ。プレゼンにおいても強いインパクトは命です。高田社長は話し方だけならず、お姿でもインパクトを表し、つまり全身でたかたというブランドを伝え切ろうとされたのだと私は思います。前髪と金きり声は経営者としてのイメージ戦略ともいえるでしょう。もしからしたら、ただの偶然の産物だったかもしれませんが、ここではこのように読み解かせていただきます。
ひたすらお客様に喜んでいただき、信頼していただくための、イメージ戦略。社長の覚悟と実行力に敬意の念を抱かずにはいられません。
◆カッコよさより「リアリティ」
ちなみに、高田社長が美男のまま、社長として颯爽とかっこよく、スティーブ・ジョブズばりにグレイトな感じでプレゼンをしていたらどうだったでしょうか。
きっと今のジャパネットたかたの歴史はなかったでしょう。いわずもがなですね。
美男でかっこよすぎるだけでは、共感は湧きません。
ジャニーズに入るようなアイドルならば美男は特ですが、経営者はあまりにもハンサムだとそこにリアリティがなく、見た目ばかりが先行してしまいます。リアリティがないと、消費者や取引先から信用してもらいづらくなります。さらに、美貌に加えていかにも社長らしく低い声で落ち着いて話していたら、例えば、若かりし頃の草刈正雄のように話していたとしたら、どうでしょう。共感できますか?
そもそも、ジャパネットはいいものを安く、ですから、手頃感がなくてはいけません。高級感一本やりのイメージではダメなのです。ですから、高田社長は自身の魅力は棚の上に置いておき、消費者からの共感を得られるよう、あえてこのギャップあるイメージ戦略を取られたのではないかと、お察しします。
次回は、高田社長の「声」について分析をいたします。
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