- AIが完璧な原稿をつくる時代、心を動かすのはトップの身体性とデリバリー
- 内容を練り込んでも「座ったまま」では熱量が伝わりきらないことがある
- あえて「立って話す」という視覚的変化が、強烈なインパクトをもたらす
- 慣例を自然に超えるには、冒頭での前置き、ひとことが効く
- 「立って話す」新しい景色は、真のリーダーだからこそ、見える
会社の重要な会議に向けて、
「インパクトのあるプレゼンをしたい」と熱意を持たれたトップの方の
トレーニングをご一緒していたときのことです。
内容の構成から話し方まで戦略を練り、練習を重ねていかれました。
ご自身でも「よし、これならいける」と確かな自信が湧き上がってきた、
まさにその時です。
ふと、少し沈んだ表情を見せられ、こう仰いました。
「実は、本番は座ったままプレゼンすると思うんです。うちの会社の慣例で…」
座って話すのと、立って話すのとでは、
言葉に乗るパワーや身体から発せられる存在感は、まったく異なります。
会社の慣習であるならば…と思いつつも、
ここまで高めてこられたトップの熱意をなんとか、
そのまま伝わる形にしていただきたいと思いました。
そこで、誠に恐れ入りますが、1つ、ご提案を申し上げてみました。
「座って行う慣例があるからこそ、今回はあえて立ち上がり、
前に出てプレゼンされるのはいかがでしょうか。
これまでにない斬新な提案内容だからこそ、
その『いつもと違う話し方』が強烈なインパクトを生むはずです」
すると、
「……たしかに、そうですね!」
とお顔がパッと明るくなりました。
もちろん、ただ唐突に立つだけではありません。
「今回はこれまでにない特別な提案をしたいので、立って話します」
と、冒頭でひとこと添える。これも戦略の一部としてお伝えし、
本番に向け、立ってプレゼンする準備を進められました。
◾️AI時代にこそ際立つ、身体性とデリバリーの力
今の時代、説得力のある美しい提案資料や原稿は、
AIがあっという間に出力してきます。
しかし、それを座ったまま淡々と読み上げるだけでは、
情報の伝達で終わってしまう。
人の心は動きません。
最後に聞き手の心を動かし、組織を前へ進めるのは、
トップご自身の「身体性」と「デリバリー(伝え方)」です。
立って話すか、座って話すか。
たったそれだけの違いに思えるかもしれません。
しかし、自ら立ち上がり、空間を広く使い、
ご自身の声と身体を通して発せられるフィジカルな熱量には、
決してテクノロジーには代替できない、圧倒的な力が宿っています。
歴史を描いた映画などを見ると、
王や指導者は、決まって民衆の前に立ち、空の下で堂々とスピーチをしています。
もしも彼らが座ったまま話していたら、どうでしょうか。
声は遠くまで届かず、見た目での圧倒的な存在感を示すことも難しかったはずです。
リーダーとして人前で話し、組織を動かそうとするならば、
内容や言葉だけでなく、まさに場を変えるような行動力による「場づくり」
を含めた身体的デリバリーの強化を検討する必要があります。
◾️場づくり戦略で抜きん出る
AI時代には、特に価値が高まることです。
人だからこそ、身体を介してしかできないことだからこそ、です。
椅子から立ち上がり、前に出て、スクリーンの横で、真っ直ぐに聞き手を見る。
これなら、時間も手間もかけずに、
瞬時にご自身の想いを強く印象づけることができます。
必要なのは、慣例を一歩抜け出すこと、一歩前に出る少しの勇気です。
立って話すとき、そこに見える景色は、見慣れたいつもの会議室ではなく、
真のリーダーにしか見えない特別な景色であるはずです。
今回は「座る」状態から「立ち上がる」事例を掲載しましたが、
他にも様々な変化を起こす手法があります。
大切なことは、本気で届けたい想いがあるときは、「場づくり」の戦略を持つこと。
ぜひ、覚えておいていただけたらと思います。

<次の重要な舞台に向けて>
慣習を越えてでも届けたい想いや、
絶対に成功させたいプレゼンテーションの機会はおありでしょうか。
ボイスイメージでは、原稿の作成サポートだけでなく、
今回のような「場づくり」や当日の振る舞いまで、
ご登壇環境に合わせて柔軟に伴走いたします。
ご自身の生きた言葉を、最も伝わる状態へ整えるために。
気がかりなことがございましたら、
どうぞお気軽にご相談ください。
心よりお待ちしております。
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