こんにちは、森裕喜子です。
業界の会議や社内行事が続く、年末の時期になりました。
社長にとっては、一年を通じて大切なご登壇の機会です。
社員に向けた年末のメッセージ、
すでにご準備を進めていらっしゃる方も多いと思います。
お手元にご自身でまとめられた内容がおありだったり、
あるいは、周辺スタッフの皆さまが
丁寧に用意されたものがあるかもしれません。
「内容は間違っていないが、自分の言葉としてしっくりこない」
「きれいな文章だが、これで社員の心に届くだろうか」
もし、ご準備の過程で、そんな思いがおありになるようでしたら、
それは「社員にもっと、自分の想いを真っ直ぐ届けたい」
という願いがあるからこそではないでしょうか。
そこで今回は、そんなトップの想いを心に響くスピーチに仕上げる
基本的な方法を一つ、お伝えします。
ポイントやコツも含めていますので、ぜひ続けてお読みくださいませ。

◼️ きれいに読むことと、言葉に命を吹き込むこと
用意された素晴らしい原稿を、間違えずにきれいに読む。
もちろん、それも大切な伝え方の一つです。
ですが、目で「読むための書き言葉」と、
ご自身の呼吸や声、身体の感覚が乗る「話し言葉」は、
少し性質が異なります。
どれほど完璧に書かれた原稿でも、それをただ声に出して読むだけでは、
言葉からふっと体温が消えてしまうことがあるのです。
ご自身の「生きた言葉」を聞く人に届く形へ整える5つのステップ。
内容の引き出し方、そして伝え方のポイントをご紹介します。
◼️ 実施のコツ
最初から文字で書いていくよりも、
声に出しながら言葉を探していく方がおすすめです。
多くのスピーチトレーニングで成果を出している
お墨付きの方法で、直感的な「ご自身の言葉」が生まれやすいのです。
◼️5ステップ 実践編
1)今年一年を、直感の「ひとこと」で表す
今年一年を振り返ったとき、社長の直感で、どんな言葉が浮かぶでしょうか。
最初に出てくる言葉が最も力のある言葉です。
思い切って出してみてください。
2)この一年での「良かったこと」を3つ選ぶ
ポジティブな出来事を3つ選びます。
それぞれに具体的なエピソードを添えると、より聞き手へ情景が伝わります。
3)苦労や大変だったことを1つに絞る
最もインパクトのあった困難を1つだけ取り上げ、
そこから得た「学び」を語ります。
4)新たな年をどうするか
未来へ向けて、決然と、簡潔に方針を示します。
具体的な戦略や細かい数字は年明けの機会に譲り、
ここでは大きな方向性を示すほうが、スッキリと力強く伝わります。
5)まとめの一言冒頭の「一言」を受けて
今感じていらっしゃる率直な想いで締めくくります。
◼️ キーワードのメモをその場で紡ぐ
これら5つの要素をつなげるだけで、
まとまりのあるスピーチになります。
本番では、すべてを文字にした原稿ではなく、
5つのキーワードを書いたメモを見ながら話すのがおすすめです。
時折、社員の皆さまの顔を見渡し、間を取りながら。
その場でご自身の言葉としてスピーチを紡ぐ。
そうすると言葉に確かな「生命力」が宿ります。
スピーチ時間は、集中して聞きやすい7分程度を目安になさってください。
◼️ 伝え方のポイント: 最初と最後を、真っ直ぐに言い切る
話す際の一番の決め手は、「1」の冒頭と「5」の最後を、
ご自身の声でしっかりと話すことです。
始まりと終わりさえブレなければ、
途中で少し言葉に詰まるようなことがあっても大丈夫です。
スピーチとしてのライブ感、話す人の「らしさ」に感じられ、
社員に「社長の言葉を聞けてよかった」
と思ってもらえるスピーチに近づくことができます。
◼️ 社外向けの年末スピーチにも
社内だけでなく、社外や業界でのご挨拶でも、
この5ステップを使うとスッキリまとまります。
その際は、パーソナルな視点で内容を選んでみたり、
業界視点で考えるなど、切り口を工夫すると
良いと思います。ぜひお試しください。
◼️ 本来お持ちの力を、真っ直ぐに届ける
社長が本来お持ちの想い、リーダーとしての魅力が、
聞き手へ真っ直ぐ届くように。
大切なスピーチを、組織を動かす「本物の言葉」へ整えるために。
ボイスイメージでは、まとまったお時間が取れない場合でも、
単発セッションや短期集中トレーニングなど、
ご状況に合わせたサポートを行っております。
実際のトレーニングの場をご体験いただくと、
「こうすれば自分の言葉が伝わるのだ」と、
はっきりと実感していただけるはずです。
大切な節目に向けて、
ご自身の声と言葉の可能性を引き出していただく時間として、
ぜひご活用ください。
気がかりなことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
心よりお待ちしております。
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