一字一句の原稿はもう書かない!「読む」から「伝える」へ。ラクに話せる“メモ式”準備法

スピーチ基礎力

こんにちは。スピーチコーチの森裕喜子です。

「原稿を読んで失敗しました…」という声

ある勉強会でのこと。ご参加者のおひとりが
こんなことを話してくださいました。

社内イベントでスピーチすることになって
土日を使って原稿を書いたんですが……
いざ本番、社員の顔を見たら伝えたいことが出てきちゃって。
原稿と違うことを話し始めてまとまらなくなり、
失敗しました!」

準備されたのに・・・残念なことです、
でも、これは決して珍しいことではありません。

というのも、原稿を書けば書き込むほど、
本番で「本当に伝えたい」想いとのギャップに悩むことになる人は
とても多いから
です。

実は「原稿を読まない」方がうまくいく

えっ?と思われるかもしれません。
でも事実、スピーチにおいては、
一字一句の原稿を書いて読むよりも、
伝えたいことを「自分の言葉で話す」準備をしたほうが、
はるかにスムーズで伝わるスピーチになります。

原稿を書いて「読む」ではなく、
自分の言葉で「伝える」を選ぶと、こんな変化があります。

つまり「聴き手との双方向の場」を作ることができて、
伝わりやすい話になるんです。

じゃあ、どう準備するの?

結論から言うと「スピーチメモ」を作るだけでOKです。
台本のような一字一句の原稿は不要!
丸暗記もしなくて大丈夫!
その代わり、“要点をひと目で思い出せるメモ”を用意しましょう。

実際のスピーチトレーニングでも
この方法を使っていて、結果は折り紙つきなので、
ぜひお試しくださいませ。

スピーチメモの作り方:3ステップ

以下の3つのパートに分けて、
それぞれ“キーワード”で書き出すだけです。

1)冒頭:最も伝えたいメッセージ
スピーチでまず伝えたい“核心のひとこと”です。
たとえば「今年は起死回生元年としたい」など。

2)中身:伝えたい3つのポイント
たとえば、
・ビジョンの再確認
・今年の戦略
・各部署のアクションプラン
など。3点に絞ると聞き手も整理しやすくなります。

3)結び:もう一度、冒頭のメッセージ
冒頭と同じメッセージを繰り返して締めましょう。
これだけで話に“芯”が通ります。

スピーチメモを作ったら、こう練習します

  1. 立って声に出してみる
  2. メモを見ながら順番通りに話す
  3. 流れが自然になってくるまで数回繰り返す

こう練習することで
「意外と話せた!」「原稿がなくても安心できる」
と多くの方が感じています。

まとめ:原稿がなくても、伝わる話はできる

  • 原稿を読もうとすると、緊張しやすくなり、
  • 聴き手の反応が見えにくくなり、
  • 伝える力が弱くなります。

一方で、

  • 伝えたいことを「スピーチメモ」で整理しておく
  • それを見ながら“話す”練習をしておく

この2ステップで、読むスピーチから“伝えるスピーチ”へと変わるのです。

最後にひとこと

あなたのスピーチを聞く人は、
「きちんと読んでいるか」ではなく、
「何を伝えようとしているか」に耳を傾けています。

原稿より、言葉の“熱”を。
読まずに伝えるスピーチ、今日から試してみませんか?

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森 裕喜子

森 裕喜子

経営者のマンツーマンスピーチトレーニングとスピーチ戦略のサービスをお届けしております。トップアスリートのメディアトレーニングも多数実施。

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森 裕喜子

森 裕喜子

トップリーダー、トップアスリートのスピーチプレゼン戦略 VIC/伝える力でマーケティングする。スパルタトレーニングとコンサルティングをしております。

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